千年女優。英語版は「Millenium Actress」
今敏監督作品。


いやー感動した。
前半は正に「映画」を感じさせる娯楽作品という感じ。後半は一気にこれでもかというくらい切ない。映像と音楽が綺麗で、登場する様々な時代風景(中世、幕末、明治大正、戦前戦中戦後、現代、近未来)やその時々の衣装も美しい。スピーディーに切り替わるリアルと虚構、現在と過去の混合、と構成が面白い。
おばあちゃんになっても素敵な女性が、初恋を語るってだけで良いよね。
映画が終わる頃、もう終わっちゃうの?と名残惜しくなる。
ラストは、一瞬びっくりするけど、考えると、やっぱあれでいいのかも、と思う。
2002年にドリームワークスから世界配給もされてたみたい。
英語版オフィシャルサイト「Millenium Actress」
好み評価:☆☆☆☆1/2
From Hell、邦題「フロム・ヘル」

ジョニー・デップ、ヘザー・グラハム主演。
ヘザー・グラハム目当てで観るもあまり活躍しない。
デップ扮する天才刑事が19世紀末のロンドンに実在したジャック・ザ・リパーを追う、という話。天才刑事というかほとんどサイコメトラーなのだが。
ヒロインは脇役だし、ロボトミー手術とか出てくるし、ジャック・ザ・リパーにはっきりした動機や計画がありターゲットも絞られていたという設定に萎えるし、主人公は金田一耕助顔負けの役立たずと来る。映像が綺麗だからか、そんなにダメ映画に見えないのが不思議。
好み評価:☆☆1/2
The Mummy、邦題「ハムナプトラ」
パッと見インディージョーンズの焼き直しのような映画。
財宝を目当てに遺跡を荒らす主人公一行。しかし、そこに眠っていた3000年前の呪われた魔術師を復活させてしまう。
この魔術師がデタラメに強くて、どう倒すんだろうと結構ハラハラした。
好み評価:☆☆☆
TAXi 2
ジェラール・クラウジック監督、リュック・ベッソン脚本。
前作と同じノリで、さらにパワーアップしたプジョーでハイスピードアクションが繰り広げられるのだが、今回はそれに日本とかNINJAとかそういうのが加わる。
好み評価:☆☆☆
黄泉がえり。

草薙剛、竹内結子主演。
柴咲コウが劇中に歌手「RUI」として歌った「月のしずく」が凄くヒットしていたのを思い出す。結構好きな歌だったな。
舞台は阿蘇。死者がそのときのままの姿で次々と生き返ってくるという現象が起こる。自分よりかなり年下の「兄」が生き返ってきたり、出産と同時に死んだ母が成長した娘と同じくらいの年頃で再会したり、生き返ってくる場面だけでかなり泣ける。
けどやっぱりただ生き返ってくるだけ、ってわけはなく。
一瞬ホラーなのかと思ったけど、そんな要素は全然なくて、とても切なくて悲しい話だった。
好み評価:☆☆☆
感動したけど、☆三つな理由はちょっとネタバレなので下に。
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主人公クラス、特にヒロインが死ぬともうかなりやりきれない気持ちがずるずると残るので、好きになれません。
「世界の中心で愛を叫ぶ」が好きになれないのも同様の理由から。
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