Cinema No. 344

July 2005

Star Wars Episode VI -Return of the Jedi-

returnofthejedi.jpgスターウォーズシリーズ完結編、映画シリーズ第三作目、「Episode�� Return of the Jedi」を見た。この映画は完全に初見。そのせいもあってわりと楽しんで見れた。旧三部作を通して思ったのだが、21世紀のエンターテイメントに慣れてしまって(毒されて?)いると、80年代のSFというものではどうも刺激が弱いと感じてしまう。これはこれでとても悲しい。リアルタイムでこの作品を楽しんでいた人たちと、この作品に対する評価を共有できないし。それでも新鮮と思えたのが、この作品で登場する数多くの戦闘シーンだ。タイトルは、宇宙の戦争、という未来の物語のようで(一応設定では、「昔昔、遠い宇宙の向こうでの物語」となっているが)、主人公の武器は剣であり、クライマックスでは必ずチャンバラ劇を繰り広げる。かといってしっかり戦闘機や宇宙船の打ち合いもあり、もう一方で野蛮な怪物との肉弾戦もある。episode6では、密林の中で浮遊スクーターと言えそうな乗り物で高速のチェイスとバトルが繰り広げられて、色んな戦闘シーンを出してくるのが上手いなぁと感心した。

物語はしっかりと完結して、スッキリすることはする。けど、この作品、前二作に比べても、子供だましが過ぎる!最初から「戦争モノ」としては一切リアリティに欠ける内容だったが、ルークという英雄が活躍する物語として許せる範囲だったかも知れない。しかし今作ではやり過ぎた。イーウォックという身長120センチくらいのかわいいクマちゃん型の原始的な一族が登場するのだが、木や石の武器で、帝国の武装兵士達の一重要戦略拠点に立ち向かいあまつさえそれを殲滅するんだから。なんか見ていてさーっと感情移入していたのが離れていくのが分かる。どういう風にこの作品を「売ろう」としていたのか、制作側(つまりジョージ・ルーカス)の算段が垣間見えてホントに冷める。エンディングは、とてもアメリカ的に綺麗にまとまっていて良かったとは思えるだけに残念。

全体のストーリーとして、エピソード4から始めるというのはやはり成功だったとは思う。スターウォーズが指輪物語(映画ロードオブザリングの原作)のオマージュというのはよく聞く話だけども、映画ロードオブザリングでは物語を初めから最後まで一気に描こうとして、前半にあまりに盛り上がらない部分が集中してしまっていたが、スターウォーズではしっかりと見せ場を各エピソードに用意することができていたと思う。ここからエピソード1〜3に持っていくというのは実に上手い。(主人公が弱くて盛り上がらない部分は変えて欲しかったが。新三部作のほうではこの点期待できるのかな。)

伝説のシリーズなだけに、ちょっときつめの評価をしてしまっているのかもしれないが、やっぱり大人が見ても納得できる、ファンタジーであってもフィクションであっても、相応のリアリティというものがその世界観に引き込まれるためには重要だと思うのです。episode1〜3の新三部作は真面目なつくりであることを願う。

好み評価:☆☆

Star Wars Episode V -The Empire Strikes Back-

empirestrikesback.jpgスターウォーズ映画シリーズ第二作目、「Episode�� The Empire Strikes Back」を見た。冒頭のルークが雪男に捕らえられ、逆さに吊るされた状態でライトセーバーを手にするシーン、幼稚園の頃に見たんだけど、それを強烈に思い出して懐かしい気分になった。全体的にシーンはちらほら覚えている。けどストーリーはやっぱり掴めていなくて、ようやくそれぞれのシーンの意味を知る。けど、そういう楽しみ以外、楽しめることが無い映画だった。主人公が弱いのが盛り上がらない、やっぱり。でもこれを見て、結末がとても気になるようになった。最終話、エピソード6への期待が高まる。

好み評価:☆☆

頭文字D

initiald.jpg香港映画、「頭文字D」を観た。周傑倫主演。この映画、日本の同名漫画の実写版で、映画の舞台も日本なんだけど、メインの役者はヒロインの鈴木杏以外皆中華圏の人々。主演の周傑倫は台湾のトップシンガー、脇を固める俳優陣は香港映画界のトップスター達。監督、準主役達を含め、制作スタッフの多くが、「インファナルアフェア」とかぶっている。映画は大連市内にあるモールの最上階にある映画館で観た。本当は、バットマンビギンズを観るつもりで行ったのだけど、上映が始まったら、期待していた「英語音声、中国語字幕」ではなく、「中国語吹き替え、字幕無し」だったので、さっぱり分からなくて困った。最初の五分であきらめて受付に泣きついた。「字幕あるほうに変えて!」と頼んだけど、その映画館は字幕表示の作品は一つも無い、とのこと。ならどうせ字幕無いならせめてもともと中国語の作品を、ということで、「頭文字D」にしたわけだ。けど、頭文字Dは香港映画。ということは広東語でやっていた可能性が高く、どうも僕らが見たやつは共通語吹き替えだった可能性が高い。

中国情報局によると、オープニング四日間の興行成績が「スターウォーズエピソードIII」を超えてダントツ1位とか言っているが、要はこの映画、キャストの豪華さ「だけ」で集客するタイプの映画。(中国の若者達がマニアックなスポーツカーの走りやドライビングテクに餓えているとは思えない。)

この映画を見に行った、というイベント自体はとても楽しいものだったのだが、映画自体はひどいデキだったといわざるを得ない。特に主演の周傑倫の演技・・・今後も映画に出演していくんだろうか。

初めての中国の映画館。驚いたのが、映画本編が終わってスタッフロールに入った瞬間館内が明るくなって、観客は一斉に退場し、スタッフロールも一分も流さないうちにブチっと切られてしまった。たまにスタッフロールの後におまけがある作品あるけど、そういうのは一切中国市場では試さないほうがいいんだろうな・・・

好み評価:☆☆

Made with dreamweaverMade with fireworksPowered by Movable Type 2.661Powered by Wandering Wind