Saving Private Ryan、邦題「プライベート・ライアン」
トム・ハンクス主演。スピルバーグ監督。ライアン役はマット・デイモン。
WWIIのノルマンディー上陸作戦の壮絶な戦闘シーンから始まって、一家全滅を避けさせたい、という軍上層部の命令で、4人兄弟で3人の兄をこの戦争で失った2等兵を、前線から急遽救出しに向かう小隊の物語。1人の人間を救うために何人も死んでいく、なんとも理不尽なストーリーだが、そこで繰り広げられるドラマには素直に感動できる。戦闘シーンの演出は過剰だったと批判があったけれど、戦争を知らない僕らには、あれくらい凄絶に見せてもらったほうが戦争の悲惨さが伝わってきそうなので、必ずしも悪くはないと思った。
けど、この映画はあくまでエンターテイメントで、これを歴史資料として扱ったいつだったかのカリフォルニアの裁判官には閉口する。(戦争英雄を侮辱したことで有罪になった青年に、この映画を見ること、という判決を下した事例だったと記憶)
この映画、上映当時にアメリカの劇場でみたんだけど、周りの観客がみんなお爺さんお婆さんで、映画が終わったとたんにスタンディングオベーションが始まったのにびっくりした。特にお爺さんたちが泣きながら拍手する姿は印象的。
好み評価:☆☆☆☆
Posted by 344 at March 29, 2004 12:21 PM | コメント (0) | トラックバック (78) | Clip!! | Edit
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