ファイティング・タイガー、原題「阿虎(アーフー)」を観た。主演、アンディー・ラウ、常盤貴子。この映画は内容よりも観た場所が思いで深い。中国は大連より北に数百キロのところにある瓦房点市万家嶺というところにある、友人の実家で、その友人の14歳の弟と二人で観賞した。
内容は、かつての香港のキックボクシングのヒーローが、あるタイ人の記者と恋に落ちるが、殺人の罪を犯してしまい投獄される。15年後、出所してタイ人記者を探しに行くが、その人はもうすでに死んでいると判明。実は娘が出来ていたとしり、その娘に会いにタイのキリスト教系の孤児院に会いに行く。その孤児院を仕切っているシスターが、なぜか日本からやってきてる常盤貴子。初めて会った娘はすっかりぐれていて、常盤貴子に見守られながら親子の絆を深め、父親として、男としての誇りを取り戻していくという話。なんだか悲しいお話。
中国の映画界や音楽界で難しいのは、中国国内での名前と、海外での通称が異なるため、異文化コミュニケーションに非常に使い辛いということだ。香港はそんなことないと思うが、本土で「アンディー・ラウ」と言っても絶対通じない。劉徳華(リウ・ダーフア)で通っているから。同じく、ジャッキー・チェンも成龍(チャン・ロン)だし、ブルース・リーでさえ中国人に通じないのは辛かった。(ブルース・リーは李小龍と書いてリー・シャオロン)
この映画でも面白いことに、役者が英語を話すシーンになると、それまでアンディー・ラウの声だったのが突然全く別人の高い声になって中国語で話し続けるという強引な事態になっていた。中国では一般的だという。いかに中国人が外来語や外国語を苦手としているというか、避けているかが伝わってきた。
好み評価:☆☆☆1/2
Posted by 344 at November 30, 2004 10:04 PM | コメント (0) | トラックバック (109) | Clip!! | Edit
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