Log No. 344

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空手部OB、昭和29年卒の望月先輩の御宅に伺った。空手や体育会の在り方、その他先輩が
学生に伝えたいこと、を聞きにいくためだ。

印象に残っているのが、先輩の正義感についての話で、ある見知らぬ人が天皇に対して不敬な
発言をした祭に本気で怒ったという話。その時の、昭和天皇はいかに尊敬に値する人だったか
という話(マッカーサーに自分はどうなってもいいから国民に食糧をと懇願しに行ったエピソード)
をしている際に先輩が涙ぐんでいたこと。敬愛の念が伝わってくる。そういった感覚は僕らの
世代にはわかりにくいかもしれないが、その時は素直にその気持が理解できた。

空手以外にも、体育会の美学、慶應義塾の精神、戦争の話、と貴重な話を沢山聞けた。

備忘録として。

・責任感と正義感。
・守・破・離 基本を守り、型を破り、思うままに行動すればそれが最適、という状態になる。
・突きはまっすぐでなくともよい。そうでなくとも威力を出せなくては意味がない。
・歴史を勉強するということ。何かを成し遂げる人間は自分の国に対する意識が高い人が多い。
・体育をやる人間が学問をやるのではない、学問を修めるものが体育をやる
・自由とは。自分の意志で行動すること、自分の責任で行動すること、これを両立すること。

望月先輩の著作:空手の由来

ちなみに、先輩宅は150年の歴史を持つ和菓子屋でもあり、最初にドラ焼きを作ったところ
でもあるらしかった。そのドラ焼きと、そこの最中を頂いたのだが、異様に美味かった。
びっくりした。

Posted by 344 at January 20, 2004 10:23 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

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