Log No. 344

September 2005

September 22, 2005

手帳 of 2006

そろそろ来年の手帳を選ぶ時期。自分も一応手帳を持ち歩いてはいるが、ほとんど活用していない。なんというか、ちょっとした手間をかける習慣というのがなかなか身につかないのだ。このブログだって、人に見られているという意識があるのでかろうじてこのペースで続けられている。

手帳の効果自体にはかなり期待しているので、是非この習慣を身に付けて活用したいと常々思っている。そこで今年は、「人にみせたくなる手帳」というのを基準に選んでみた。つまり、巷に良く見る超多機能システム手帳とかでなくても、よく「デザイン」されていて使い勝手が良く、そして面白みがあって、ちょっとおしゃれでもある、というような手帳。

で、選んだのが、糸井重里事務所考案のこの「ほぼ日手帳2006」だ。
img_nred.jpg

糸井重里というとファミコンソフト「マザー」を思い浮かべる人も多いかもしれないけど、自分は「もののけ姫」の「生きろ」というキャッチコピーの作者としての方が印象深い(「もののけ姫はこうして作られた」の影響ですね・・)。

この手帳、あと5日で販売締め切りというから、間に合ってよかった。届くのが楽しみ。

'You've got to find what you love,' Jobs says

友達が、悩める自分にこれを読め、と送ってきた。

アップルコンピューターやピクサーの創業者でありCEOである、Steve Jobsがスタンフォードの学生に向けて話したスピーチ。

いい話だった。

リンク切れするともったいないので、全文引用。備忘録として。

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雲のむこう、約束の場所

kumonomukou.jpg

新海誠監督作品、「雲のむこう、約束の場所」を見た。主演、吉岡秀隆、萩原聖人。

近所に住むアニメ好きの友人のお勧めということで見たら、これまた素晴らしい作品と映画監督に出会った。

舞台は少し違う歴史を辿った日本の青森。津軽海峡を境に南北に分断統治された日本。劇中ラジオから流れてくる世界情勢を伝えるニュースからは、「日米軍」「国連の査察団の受け入れを拒否する北側」などのキーワードが聞こえてくる。他に、平行宇宙の存在に触れ、それを「宇宙が見る夢」と呼んだりと、一見SFなんだかファンタジーなんだか、というような世界観だ。

だけど、描いているのは、誰もが感じたことのあるような、少年時代の憧れと喪失。少年時代に果たせなかった約束を果たしたい、そんな話。アニメという表現手段からそう感じるのかもしれないけれど、とにかく、物凄く純粋な物語だった。鑑賞後には、とても爽やかな気分になれた。
キャスティングもアニメに一般の俳優が声を当てると、声質の違いからなのか違和感を感じるものだが、声優専門の人々とは一味違う自然な演技に仕上がっていて気持ちがいい。
そしてこの映画を通して印象に残るのが、実写以上に美しい映像表現。日本の田舎って、科学が発達した未来においても、やっぱり田舎の風景は残ってるんだろうなぁと感じさせる、本当に日本的な田舎のシーンの数々。この綺麗な風景だけでも、この映画は見る価値がある。

プレビューだけでも雰囲気は掴めるので、是非その風景を見てみて欲しい。
http://www.kumonomukou.com/trailer.html

この新海誠という監督、名前は知らなかったけど存在は聞いたことがあった。結構前に、殆ど一人で良質のアニメを作って話題になった人だ(普通アニメは100人とか200人とか関わるらしい)。その作品、「『ほしのこえ』は、携帯メールをモチーフとした、宇宙と地上にわかたれた少年と少女の超遠距離恋愛のお話です」ってこれまたロマンチック。HPで見る限り普通に綺麗な映像の高品質な作品に見えるけど、これをマック一台で作ったというのだから本当に脱帽する。

映画とは関係ないけど、世界最高のプラネタリウムを一人で作り上げた大平貴之といい、こういう若いスーパークリエイターは本当に勇気を与えてくれる。芸術家やミュージシャン、作家等と違って、この人たちは本来では多くの資本と人手が必要と思われてきたことを一人でやってのける。一人でも世界と渡り合えるという希望というわけだ。

とにかくこの「雲のむこう、約束の場所」、まだまだ日本アニメもいけるな、と感じられた一作。監督もポスト宮崎とか言われてるそうだけど、是非独自の路線で、将来世界に日本のアニメを知らしめて行って欲しい人です。

star wars new trilogy

SW_EP3.jpg

スターウォーズ新三部作。見たのは7月だけど、感想を書くのを忘れてた。

自分はどうもスターウォーズシリーズに対して厳しい評価をしてしまう。昔からのファンというわけではないので、多分、普通に客観的な評価をしているだけなんだと思う。

映像技術の発達で、旧三部作よりも見ていて飽きないが、演出というか、盛り上げるところを盛り上げるということが良く出来ていない気がする。例えば、エピソード1でのアナキン・スカイウォーカーとオビワン・ケノービの出会いのシーン。この二人、後に物凄い因縁で絡み合う二人で、スターウォーズを知ってる人ならこの二人の因縁を誰でも知っている。ファンなら身を乗り出して「おおー出会った!」と思うはずのシーンなんだが、「やぁ」みたいな挨拶だけであっさり流れてしまう。相当がくっとする。他にも、全体的に盛り上がったシーンを殆ど思い出せない。エピソード1はクライマックスはただのチェイスだし、2は子供だましな展開をする戦争シーン。3になってようやく物語として面白さが出てきたように思う。実際3は非常に面白かった。それでも、クライマックスの決闘シーンは、もう少し盛り上げようがあったのではないかと思う。

どうも最近のハリウッドの映画って、大雑把なストーリーと大金がかかってそうな世界のつくりやアクションばかりで、迫力のあるカメラワークやサウンド、そして「間」の使用ってものが全然作りこまれていない気がする。演出の人のセンスの問題か。監督のセンスが相当古いのは明らかだし。とにかくそういった細かい工夫が観客に迫力を伝えるのに、スターウォーズはリアルな未来都市の描写や巨大な宇宙船、怪しい音を立てるライトセイバーなんかがその迫力を生み出すと思っている。日本のマンガを読んでいるほうがよっぽど迫力を感じる。この点優れた映画は、と思い起こすと、マトリックス第一作目を思いついたが、これも監督が日本のアニメやマンガに影響を受けて作った作品なので僕の基準に偏りがあるんだろうか。

エピソード3は良い出来だったし、全てのストーリーが繋がった気持ちよさがあった。ドラクエ3みたいな。今までの謎を埋めるためだけのような作品でもあったけど、スターウォーズを映画でだけ見てる人は、見ないわけにはいかない作品だった。技術的にはこれまでにない完成度の高さだったし、アメリカの伝統的な娯楽作品という意味では佳作だったかな、と。

September 20, 2005

中秋節

日曜は中秋節。初めて大連に来たのが、丁度去年の中秋節の日だった。旧暦で丸一年経ったことになる。

あの時は旅行で一週間。今はいつ本帰国するのか具体的な目処はなし。でも一年がこんなに短いなら、2,3年はあっという間に過ぎていきそう。

September 12, 2005

一夜明けて

さて選挙は自民圧勝で終わりました。全議席の3分の2以上、参院を無視できる勢いを確保した。改革には勢いが必要になるだろうから、大勝したのは結構なんだけども、やはり拮抗勢力がいるのが国会の正しい姿のはず。民主がこれを機に再生するか、野党第一党により相応しい勢力が現れるか、どちらか早く実現して欲しいものです。

僕は見れなかったけど、民法各局はこの得票結果にも関わらず自民批判の嵐だった様子(国民を馬鹿扱い?)。最近のマスコミの偏向っぷりには気になるものがあるが、権力に対する抑止力としてはある程度必要な機能。正しい方向にその目が向けばいいのだけど。

以下、今回の圧倒的な自民政権になってしまったことで気になる先人の言葉。


「大衆は弱い権力には常に反抗しようとするが、強い権力には卑屈に屈服する」

「大衆は理性で思想を採用することはない。大衆は感情で思想を採用する。また、単純化された思想は模倣しやすく簡単に骨肉の一部となる」

「大衆は言説の論理に感動するのではなく、ある言葉が作り出す響きやイメージに感銘する」
                                          ギュスターヴ・ル・ボン


「大衆は無理解ですぐ忘れてしまう。だから理性で説得するのではなく、演説の内容は最低レベルの知的水準の者がわかるぐらい単純化されなければならない」 
                                          アドルフ・ヒトラー


「一般市民は我々が想像する以上に原始的である。したがってプロパガンダは常に単純な繰り返しでなければならない。諸問題を簡単な言葉に置き換え、
識者の反対などものともせずに、その言葉を簡明な形で繰り返し繰り返し主張する者こそ、世論に影響を与えるという最終的な結果を残すことができる」 
                                           ヨゼフ・ゲッベルス


もちろん小泉自民党が、こういった言葉に見られる手法のみで今回の勝利を得たと言うわけじゃないだろう。民主のふがいなさが最大の要因だと思う。それに、やっぱり僕らはそこまで愚かではないと思いたい。

ただ、最近第二次世界大戦に至る昭和史を詳しく勉強する機会に恵まれたのだけど、当時の主戦論の最大要因が「(マスコミによって煽られた)国民の熱狂」だったと知り、世論の恐ろしさを知った。(こんな簡単な書き方じゃなんのことかと思うかも知れないけど・・・)

今回の投票結果が、後世に衆愚政治と言われないよう、しっかりと考え、時に発言し、政権の監視役という国民の義務を果たして行きたいものです。

September 10, 2005

skypeの危機

中国でSkype利用制限の動き

中国政府は、通信事業に影響を与えている人気インターネット電話サービスSkypeへのアクセスを遮断する準備を進めている。オンライン新聞のShanghai Dailyが伝えた。

 中国最大の固定電話キャリアChina Telecomは、南部の深川でサービスへのアクセスを遮断済みだが、この禁止措置を中国全土に拡大する見通しだと同紙は報じている。

 同社の深川支社では、ユーザーがSkypeなどのVoIP製品を使っているのを見つけた場合に罰金を科す制度を導入したと言われている。

 さらに同紙によれば、ユーザーがコンピュータ端末経由で電話をかけられるVoIPソフトを政府主導で制限する準備を進めているという。

ひどい話だ。国営企業がピンチになったらすぐ法律で保護。こんなことばっかやってても自国の産業が成長する機会を奪うだけだと思うんだけどなぁ。

September 07, 2005

学校ばとん

今度は学校ばとんが来た。中学時代、オハイオの補習校で仲良しだった「ぱるな」から。中学2年で帰国してしまったぱるなとは大学のキャンパスでばったり再会した。先月も一時帰国した時どっかのカフェでばったり会った。ちょっとした腐れ縁。

この○○バトンシリーズ、チェーンにしては意外と市民権を得てるみたい。自己発信っていうブログのスタイルと合っているのかも。

【Q1.小中高の中で一番思い出深い時期は?】

思い出に序列はつけ難いんだけど、
小:3,4年、友達と仲良くて毎日学校が楽しかった頃
中:日本語補習校の仲間と毎週末夜通し遊んだ頃
高:学校、寮、部活、全てが楽しかった頃

【Q2.一番お世話になった先生は?】

小3の時の担任のH先生。町の新体操チームの監督でもあり、とても美人だった。中学にあがってから、一時帰国するたびに車でいろんなとこ連れてってもらったり、大学生になっても手紙をくれたりした先生。迷惑かけすぎて嫌われたかもしれないけど、友達のように仲良くしてくれて、とっても大好きでした。


【Q3.得意科目】

国語、理科、歴史。音楽も好き。


【Q4.苦手科目】

とにかく数学。よくこれで理系進学したものだ。


【Q5.思い出に残っている学校行事3つは?】

々盥察Д丱譟璽棔璽訛膕颪琶雑骨折した(恥)。

高校:全校集会とか。
生徒会選挙スピーチで思うところを述べたらその内容により放課後早速先輩方に「シメ」られた。しかも落選。
あと学院長への不満ぶちまけ糾弾大会とか、伝説の「We Have No Power!! You Must Be Fed!!」とか。

B膤悄Ф手部の幹部交代式
幹部交代する時期まで自分が部に残ってると思わなかった。
それを支えてくれた同期、コーチ他関係者全てに対する感謝の念で一杯だった一日。

【Q7.学生時代の呼び名は?】

小学校:一貫してみよしくん
中学校:みよし、みっちー、hiro(現地校)、meeYOHshi(現地校)
高校:ひろ、ひろさん
大学:ひろ、みよし

【Q8.好きな給食メニュー】

黒パン、Sloppy Joes。


【Q9.学生時代の友人はあなたにとってどんな存在?】

過去の面白話を共有してる一番一緒にい易い人々。
この先会うたびに、どれだけ成長したかを自慢し合ったり競い合ったりしたい人々。これが今の活動の大きな原動力になっている。


【Q10.バトンを渡すのは…】
スルー可です。
姉貴 学校話とかあまり聞いたことないので。
kosukeyaz ブログに明るい話題。
vori 更新のきっかけに。

他にもこのエントリー見た人で暇な人は書いてみて下さいな。

supremes

これも大事だね。

最高裁判所裁判官 国民審査。

詳しくは以下!
忘れられた一票

September 05, 2005

Tohyo Love Story

こんな運動があった。

投票ラブストーリー

20代の投票率は80歳以上の方々の投票率より低いそうです。で、20代の人に、選挙への参加を呼びかけて投票宣言をしてもらう、って企画のようです。この投票は投票ラブストーリーのサイトで集計、発表されてる模様。皆さんもぽちっとどうぞ。

September 04, 2005

僕の選挙

有権者の一人として今回の選挙も当然投票に行くつもりだったのですが、とある手続き上の事情で海外からの投票が出来なくなったみたいです。でも、選挙には参加したいので、このページ見てくれた人の中で仮にまだ投票に行くかどうか、誰に投票するか決め兼ねている人に影響を与えられるようにエントリーを書いてみようと思う。

ここでは争点を、
・郵政民営化
・政権選択
の二点に絞りたいと思う。

ここで僕個人の支持政党について暴露してしまおうと思うんだけど、選挙権を得てからこれまで民主党を支持して来たんです。理由は僕が政権交代の支持者であり、長期政権こそ政治腐敗の根本的な原因だと思うからだった。だけど、最近の民主党は野党第一党としてしょぼ過ぎる。過去数回の選挙では、自民党は支持したくないけど民主党があまりにもおそまつなので、誰も書かないで投票するか、浄化と改革を進める小泉と竹中に票を入れたりした。

で、今回の選挙にあたっての結論は、
・小泉郵政解散支持
・小泉自民党支持
・郵政民営化賛成
というように決めました。

今回の選挙活動でも、民主党のしょぼさは目に余る。その最大のポイントは、郵政民営化の対案を出してこない、という点。「もっと大事なことがある」とか言って、目の前の問題を処理できないで他の問題に焦点をずらそうというのも情けないし、「対案は作ったけど議案として出さなかっただけ」とか論外の言い訳をする。そもそも民主党は本来郵政民営化に賛成のはずだった。なのに、今になって反小泉を強調するあまり一貫性を失ってるし(その点郵政民営化に対する過去10年の小泉の主張の一貫性は賞賛に値する)。一連の騒動で民主が取ったスタンスは正に致命的だったと思う。

政権選択、という観点で言えば、やはり政権は覆ったほうが膿みを吐き出せるんじゃないか、という期待はある。小泉自民党にも一度野に下って欲しいというのもある(小泉がこれを自民党でやるのがホントに残念だ)。だけど、本来政権というのは政策で比較して選ばれるべきなのに(米英のような二大政党方式を手本とするならだけど)、民主党の場合「政権交代」そのものだけしか売りになっていない。改革の具体案は「公務員人件費2割削減」など、かつての「高速道路完全無料化」のように現実感が乏しい。ホントに岡田民主党に政権を預けて大丈夫か、やばいんじゃないか、というところです。

で、肝心の郵政民営化の賛否についてですが、ちょっと参考になるサイトを探してみた所以下のようなサイトを見つけましたので参照下さい。まずは反対意見。

反対派向け:郵政公社労働組合HP内の「郵政民営化ってウソだったんだ通信

なんか公社の労組の公式HPがこんな感じでいいのか、というページですが、一般人が持っているであろう不安を整理してある、という感じです。反対意見をちゃんと理解しておくのは大事だと思います。

で、主な不安点が
・過疎地の郵便局がどうなるのか、という問題と、それが直接関係無い都会人向けの不安点として、
・アメリカにお金が流れるようにしたいんじゃないのか、という問題。

それぞれ以下のサイト他多数のブログや記事で論破されています。
・「過疎地の郵便局が無くなる」という脅しに騙されるな
・「「郵政民営化で350兆円が米国に奪い取られる」というデマ

全体的な印象としての賛成・反対両派の特徴が、一方は極めて論理的に事実の積み重ねで、問題に対する対策を述べているのに対して、一方は印象操作と感情論を煽るタイプの論調が多いという点。なぜできないかを論じていないで、どうやったらできるかを論じて欲しいですね。ますます政策として自民有利、という感じです。

最後にもう一度結論を。
改革政党でなければならないはずの野党第一党民主が力不足であり、
自民党はともかく、小泉ならば改革を今のところ他の誰よりも進める可能性が高い。

他にも色々ポイントはあると思うのですが、長くなりすぎるとアピールにならないのでこの辺で。

この際、「法案はともかく、やり方が気に入らない」と言うような旧き良き日本人らしい理屈、のようなものは捨てて頂きたいくらい。とにかく、政治は感情でやるものではないと思うし、国政のレベルは国民のレベルで決まると言われている様に、国民が責任感を持ってしっかりと「政策で」投票する相手を決めて欲しいと思います。


さぁみんな、選挙に行こう。

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