Log No. 344

January 2004

January 30, 2004

風姿花伝 -"Biblio Log"

世阿弥著、風姿花伝を読んだ。原文と、解説と考察つきの文庫本両方。

この世阿弥という人、信じ難いほど人間を研究している。風姿花伝は14世紀から15世紀にかけて能の技術や精神をできるだけ後世に伝えるためにかかれたわけだけれども、現代においてもそのまま通じる普遍的な価値観をあちらこちらに読み取ることができる。能とは縁がない自分から見ても、参考になることばかり。とりわけ、人間を育成するための温かい考え方は今の日本の教育者に読んでもらいたいと真剣に思った。他にも、感動という現代科学でも十分な研究成果が出ていない感情に関する考察や、美とはなにか、ということに関する彼なりの結論など、当時の、というより彼の研究の質の高さが伺える。

備忘録に。
・稽古は強かれ、情識はなかれと也。
・時分の花をまことの花と知る心が、真実の花に猶遠ざかる心也。
・陰陽の和する所の境を、成就とは知るべし。
・一切の事に序破急あれば、申楽もこれ同じ。
・上手は下手の手本、下手は上手の手本。
・花は心、種は態(技)なるべし。
・花と、面白きと、珍しきと、これ三つは同じ心なり。
・秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず。
・因果の花を知る事。極めなるべし。

January 28, 2004

the serenity prayer

serenity prayerという有名な祈りがある。Niebuhrという神学者がある教会で行った説教が評判となり、第二次世界大戦時には兵士にこの言葉を書いたカードが配られたり、アルコール依存症患者の断酒会のモットーとなったりといった経緯を辿って広まったものらしい。

God grant me the serenity
to accept the things I cannot change;
courage to change the things I can;
and wisdom to know the difference.

日本語に意訳すると、

神よ、
変えられないことを受け入れる冷静さを、
変えられることはそれを変える勇気を、
そして両者を見分ける智慧を授け給え。

となる。自分はキリスト教徒ではないが、とてもいい言葉だと思う。
現状を打ち破り、変化に身を晒すことは辛い。自分自身も、周りとの関係も、自分を取り巻く状況も、そのままでいることのほうがはるかに楽だからだ。けど、それが後悔しない道かといえば、きっとそうではない。少なくとも自分にとっては。

この言葉を、今の自分に相応しいように変えてみる。

願わくは、
自分にできないことを受け入れる謙虚さを、
できることはそれを実行する勇気を、
そして両者を常に見分ける賢明さを身につけられんことを。

January 26, 2004

babytalk -"Live Log"

渋谷スペイン坂、Baby Talkにて。
メンバー:奥出先生、usjsugaちゃんfre9

相変わらず澤田さんの歌は素晴らしい。楽しい。
トークも楽しいし、彼の歌が醸し出す空気そのものも、楽しい。

次回は勇気だしてリクエストをしてみよう。

January 23, 2004

beauty in the music -"KOTOBA Log"

「それにしても音楽の美とは何とふしぎなものだ!吹奏者が成就するその短い美は、一定の時間を純粋な持続に変え、確実に繰り返されず、蜻蛉(かげろう)のような短命の生物をさながら、生命そのものの完全な抽象であり、創造である。」

三島由紀夫、金閣寺

to sleep or not to sleep, that is the question

以前から気になっていたのだが、あぶログにて短眠法についてのエントリーを読んでからますます自分の睡眠時間が気になってきた。

忙しすぎて眠っている場合じゃないことが多々あるが、基本的に自分は8時間以上寝る。翌日の朝が早くない日(今期は殆どがそう)は9時間以上寝てしまうこともある。これは眠りすぎじゃないのか、と起きるたびに思う。(体質的なものか慣習的なものか、夜更かしがなかなかできないので、ここで問題にするのは起きるタイミングのコントロールについて)

1日8時間眠るということは、1日の3分の1寝ていることになり、60年生きたら20年寝ていることになる。なんかもったいない。もしもっと睡眠時間を削れれば、一日がそれだけ(感覚的に)長くなり、もっと多くのことを成せるかもしれない、と思ったり。

睡眠時間について自分が聞いたことのある説。
・寝すぎると頭が働かなくなる。
・寝ないと頭が働かなくなる。(経験則)
・人間6時間寝るのがベスト。8時間は多い。
・寝る子は育つ。
・生涯を通して睡眠時間が少ない人は早死にする。
・→起きていられる時間は結局あまり変わらない。

不確かな説もあるが、なんか言われるとどれも納得していた気がする。

若いうちは睡眠時間短めにいったほうがいいのかな、なんて思っていると、こんな記事が出るし。

8時間睡眠で問題解決の「ひらめき」確率大と、独

以下記事から抜粋。
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(AP) ドイツのリューベック大学の研究グループは、人間の脳の問題処理能力が睡眠を取ることによって向上するとの報告書をこのほど発表した。「8時間」の睡眠を取ると問題の答えが「ひらめく」確率が最も高くなり、同様にして「創造力」も育つと推論し、問題処理能力と創造力が睡眠と直接の関係にあることが初めて証明された、と主張している。

(中略)

米国立衛生研究所(NIH)の睡眠障害研究センター(NCSDR)のカール・E・ハント所長は、「今までの研究では(睡眠と脳の問題処理能力の関係)において満足のいく結果を出せたものはなく、(リューベック大学の)研究は画期的な進歩とも言える。学校に通う子どもたちや、働く人々にとって、重要な研究結果となるのでは」と評価している。


また、ベルギーのリエージュ大学の研究者は「(実験結果は)一定の睡眠が我々人間にとっていかに大事かということを改めて示してくれた。睡眠時間を削る人が多い現代ではなおさら重要だ。この研究は学校や企業、政府機関などへの警告として注目に値する」と述べている。
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結論:
寝れるときは寝ておこうと思う。

January 20, 2004

stalwart

空手部OB、昭和29年卒の望月先輩の御宅に伺った。空手や体育会の在り方、その他先輩が
学生に伝えたいこと、を聞きにいくためだ。

印象に残っているのが、先輩の正義感についての話で、ある見知らぬ人が天皇に対して不敬な
発言をした祭に本気で怒ったという話。その時の、昭和天皇はいかに尊敬に値する人だったか
という話(マッカーサーに自分はどうなってもいいから国民に食糧をと懇願しに行ったエピソード)
をしている際に先輩が涙ぐんでいたこと。敬愛の念が伝わってくる。そういった感覚は僕らの
世代にはわかりにくいかもしれないが、その時は素直にその気持が理解できた。

空手以外にも、体育会の美学、慶應義塾の精神、戦争の話、と貴重な話を沢山聞けた。

備忘録として。

・責任感と正義感。
・守・破・離 基本を守り、型を破り、思うままに行動すればそれが最適、という状態になる。
・突きはまっすぐでなくともよい。そうでなくとも威力を出せなくては意味がない。
・歴史を勉強するということ。何かを成し遂げる人間は自分の国に対する意識が高い人が多い。
・体育をやる人間が学問をやるのではない、学問を修めるものが体育をやる
・自由とは。自分の意志で行動すること、自分の責任で行動すること、これを両立すること。

望月先輩の著作:空手の由来

ちなみに、先輩宅は150年の歴史を持つ和菓子屋でもあり、最初にドラ焼きを作ったところ
でもあるらしかった。そのドラ焼きと、そこの最中を頂いたのだが、異様に美味かった。
びっくりした。

January 18, 2004

Nakajima Chinami

朝八時半に部屋を出て、中等部の連中に空手の稽古をつけに三田へ。
着いてみると監督が一人。他には誰もいない。まさか無駄足、と一瞬心配したが
時間より15分遅れて一人、30分遅れてもう一人現れて、結局4人で稽古をした。
昼は監督が皆にラーメンをご馳走してくれた。中学生とご飯を食べる機会はあまり
ない。話題が新鮮で楽しかった。

午後、直接研究室へ向かう予定だったが、ふと思い立って横浜で降りる。
ある買い物がしたくて画材屋をまわる。結局4件周ったが目当ての品は見つからなかった。

最後に見た店は横浜LUMINEの世界堂。あきらめて店を出るとふとあるチラシが目に
飛び込んできた。

「中島千波作品展」

10日間の展示で無料。歩き回った成果が何か欲しいな、と思い軽い気持ちで覗いてきた。

静夜 三春の瀧桜
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そこには、こういった桜を描いた作品が数多く展示してあった。実物の桜を描いて
いるらしく、日本の有名な桜の木はほぼ全て描いたとか。

驚いたのが、併設展として開かれていた「花を愛する作家達」というコーナーに、
トレンツリャドの作品が3点展示されてあったことだ。しかも、それは発表されたばかりの
新作だというのだ。昨年リャドは没後10周年を迎えており、新作が出るはずはない。

しかし説明によると、没後10周年をして、リャドが生前完成させつつも、版画化される
に至らなかった作品を今回版画化したものだという。しかし、もうリャドはこの世に
いないので、直筆サインが書けない。サインらしきものが見えるのだが、それはリャドの
実の娘さんであり、現在リャドミュージアムの館長でもあるマリアさんのサインらしい。

思いがけず、収穫の多い一日。

January 17, 2004

Nausicaa of the Valley of Wind

昨日、早めに学校から帰ると、幸運にも金曜ロードショー風の谷のナウシカ」を
観ることができた。

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ナウシカは、5,6才の頃一度観たことがあったはずで、それ以来見たことが無く、
内容も憶えていないので常にもう一度見たいと思っていた。

20年前の作品とは思えないほど綺麗な映像にまず驚いた(と思って今調べたら、
やっぱりデジタルリマスター版だった)。音楽も素晴らしかった。
ストーリーもわずか2時間で収めたものとしてはやはり壮大。
ただ、少し前に原作を読破したのだが、その予備知識が無ければ難解なストーリーだ
ったのでは、とも思った。

個人的には、巨神兵オーマが、せっかく甦ったのにストーリーに何の影響も与えずに
一瞬で消えてしまうところが残念だった。
あと王蟲の神聖さがあまり伝わってこないところとか。

いずれにしろこの映画が不朽の名作であることにはなんら変わりはない。

はてなダイアリーによると、
原作の連載が始まったのが82年。映画が公開されたのが84年。原作が完結したのが
94年。映画に収まりきらなかった部分が10年分ある。(原作1巻から7巻のうち、映画
化されたのは1巻の内容。)劇場版で是非続きを、とどうしても願ってしまう。

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"Biblio Log" 世界の中心で愛を叫ぶ

愛車CR-Vに乗り込むと、ふと座席の上に、最近流行った小説、「世界の中心で愛を叫ぶ」
が置いてあった。

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CR-Vを最近姉に貸していて、以前その姉が持っているその本を
読んでみたいと洩らしていたから気を利かせてくれたのだろうか。

そのまま手にとって読んでみると、中々読みやすくて一気に最後まで読む。
気付くと、一時間半経っていた。

テーマは恋人の死と残された少年の再生。たしかに綺麗な話だった。(綺麗過ぎる、
とも言える)
ストーリーといったほどの展開もなく、単純でストレートだ。だけど単純で分かり
易いだけに、こっちも哀惜を感じ易い。悲しい話は、読んだ後に重く残ることが
多いから、好きじゃない。

to let it be an exemplary...

自分は10代を雪国で過ごしたので、雪なんて滑るし交通の邪魔だし残ると道路が
真っ黒になって汚いし雪かきは面倒だし、とネガティブなイメージばかりだったの
だが、どうしてかそれでも雪が降りつつ積もらないでいると、積もらないかな、と
期待してしまう。日本に帰ってきてから、もう4年も経つからかな。

なんでこう、雪や氷って、心を躍らせるものがあるんだろう。
雪や氷に喜んで、はしゃいでいると、子供心を呼び覚まされるようで嬉しいのだけれど。

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January 14, 2004

MoMA Hayama

研究会のフィールドワークの一環で、逗子の神奈川県立近代美術館葉山館へ行った。

神奈川県立近代美術館のホームページ

目的は、そこで行われたワークショップの内容と、僕らのプロジェクトについての
意見をそこの学芸員の方に伺う、というもの。

それにしても素晴らしいロケーション。
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快晴。海の向こうには富士。
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学芸員のLさんは非常に親切で、話も分かりやすいだけでなく面白く、学ぶことだらけ
だった。学芸員という職業の仕事にも少し触れることができた。

Lさんが過去に大学生と関わったプロジェクトの話も面白かった。質の高いプロジェクトをやる
学生がいる。
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Lさんとのワークショップ。
MOMA_Hayama006.jpgMOMA_Hayama010.jpg

帰り際に招待券で展示も見せてもらい、Lさん流のワークショップの流儀で楽しませて
もらった。紙に落書きをしながら美術を見て周る、というもの。続けてみようかなこれ。

帰り。葉山は夕暮れも凄まじかった。

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逗子の海と、沈む夕日と、富士のシルエット。景色を見てこんなに感動すること、
国内ではもう大分ない経験だった。

January 13, 2004

KATANA -"Art Log"

成蹊堂
http://www.seikeido.com/seikeido/katana.htm

"Biblio Log" 燃えよ剣

年末、司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んだ。新撰組を題材にしたあまりにも有名な
傑作。

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最近映画「ラストサムライ」を見たが、最後のサムライと聞いて思い浮かべるのは
やはり土方歳三以外にいない。

幕末の人物でこれまで自分が好きだったのは、北海道に独立国家「蝦夷共和国」を築
いた榎本武揚だったのだが、この作品の中では男になりきれていない、という印象だ
った。豪傑には違いないのだが、土方と比較されるためにどうしてもそういう部分が
目立ってしまうのだろう。

出世にも政治にも名声にも執着せず、ただ強さのみを求める土方の姿に感動する。
語り継がれている数々の武勇伝が本当ならば、過去400年で最も強かったのではないか
と思った。

また、沖田総司は土方より強かったというし、近藤勇も土方にせまる力量を
持っていたというから、3人が学んだ天然理心流という剣術に非常に興味を引かれる。

簡単に調べてみると、現在でも細々で伝承されているようだが、やはり当時のような
業は4代当主である近藤勇以来廃れているようだ。惜しい。

それにしてもこの「武士道」という美学、日本人の心に今も、形は様々に変わってい
ても、少しずつ残っているんだなということを実感する今日この頃。

次は新渡戸稲造著の「武士道」を読んでみたい。

January 12, 2004

Columbus Reunion

1月6日、数ヶ月前からNと企画していた同窓会を決行。
Nと知り合った、アメリカオハイオ州コロンバス日本語補習校の同窓会だ。

補習校というのは、アメリカの現地の学校に通う日本人の子供たちが、週に一度、
毎週土曜に通う文部省(当時)による学校施設。そこに通うほとんどの子達が
毎週土曜日を楽しみに毎日を過ごしていたように思う。自分も例外ではない。
週末は必ず補習校の友達と遊んだ。毎週誰かの家に泊まるか誰かが泊まりにくるか。
自分の家はまわりの日本人が住むエリアとは少し離れた地区にあったので、車で
送り迎えをする親御さん方にほんのすこし嫌がられたりしていたものだ。

その頃の友達のほとんどと、中学以来会っていない。小学校で帰国してしまった子も
いるので、そういう子達とは10年以上会っていないことになる。みんなどこで
どうしているのか全く想像がつかないし、連絡を取れるかどうか途方もない話に
なりそうだった。

しかし、友達の友達と連絡先を少しずつ繋げていき、珍しい名前の子はネットで検索
をかけ、ひっかかったウェブの管理者や所属団体にメールを送ったりするなどして
なんとか二十数人の連絡先を集めるに至った。

連絡先がついたけど残念ながら参加できなかった数名を除いて、声をかけたほとんど
の人が参加できることになった。

場所は、Nの親戚が経営する都内の幼稚園。新年会ラッシュで混みあう居酒屋では
10年ぶりの再会をゆっくり味わえない、と考えた場所だ。場所を貸してくれただけ
でなく、積極的に準備を手伝ってくれたNの伯父さんに心から感謝。

当日、寒稽古を終えて、馬場のNの部屋でその日の料理二十人分をたった一人で(!)作って
くれたCをピックアップし、昼過ぎに幼稚園に到着。それから開始の6時半まで幼稚園
を片付けたり物を配置したり買出しにいったりして準備に追われた。

そして、夜になり、ぱらぱらと人が集まり始めた。どれも懐かしい顔で、全く変わって
ない奴もいれば、名前を聞いたりエピソードを聞かなければ分からない子もいた。

近況報告が済んだあとは、単に昔を懐かしんだり、曖昧な記憶としてしか残っていない
出来事を掘り下げたり、会は一晩中楽しく進行した。ほとんど翌日まで残ってくれた
のが嬉しい。また、近いうちに、今度は同窓会としてではなく、今を一緒に楽しむ
仲間として集まりたい。

その日の写真。
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January 03, 2004

RAKKEN

格闘技オタクの友人らとの集まりを、これからも続けていくためにちゃんとした
団体にすることにした。サークルみたいなものか。柔道有段者や独学で中国拳法を
学んでいる奴もいれば、格闘技は一度もやったことない元卓球部主将や、バレー部
出身の女の子もいる。

名前は、RAKKEN。楽しく拳を交えて、武道を研究、実践、する、ということで、
楽しいのラク、拳のケン、研究のケンを取って、RAKKENだ。

詳しくはメンバーの一人である玄地屋のページに定義されている

要は、格闘技好きな素人連中が集まってお互いを刺激し合い楽しみながら武道を実践
し、且つ素人だということに甘えずに最大限の真面目さをもって自分の技を磨くこと
に取り組む場、ということ。自分はこのグループのなかでは最も経験があることに
なっているが、巷の格闘家に比べれば素人同然なので謙虚さを忘れずに参加して行きたい。

空手は今後も道場などに通い続けていくが、空手の枠に囚われない自由な技術を
ここで勉強して行き、あわよくばその成果を自分の空手に反映させて行きたいと思う。

当面の課題は、寝技に引き込まれないように間合いをコントロールすることと、
寝技に持ち込まれた際の離脱のテクニックを磨くことだ。
さらに、フルコンタクトカラテルールも採用する場合があるので、脛を鍛えなければ
ならない。高校卒業以来、久々にビール瓶で脛を叩く日々が戻ってきそうだ。

そして、各自道場訓を考えてブログにアップする、という宿題が出ているので、
いくつか考えてみた。

基本
「礼儀を重んじること。」
「常に向上心を持つこと。」
「謙譲の心を忘れないこと。」
「己の弱さから逃げないこと」

実用
「稽古時間は有効に使うこと」
「信じられる技を一つ以上持ち、それを磨くこと」
「されどその技に溺れないこと」
「どんなルール下においてもそれに甘えず、常に実戦を意識すること」
「自分の力量に正直であること」

とりあえず考え付くのはこんなところ。

Hobby of the Year

今年の趣味を決める。今年から、毎年意図的に趣味をもう一つ作り、一年間続ける。

今現在すでに自分のなかで趣味として確立されているものと言えば、格闘技。
空手そのものは趣味という意識でやってはいないが、空手を中心に格闘技の観戦をしたり、
技術について考えたり、本を読んだり、他の格闘技を実践したみたりと、こういった
活動全体を指せば趣味と言える。これは好きでやっているので生涯続けていくだろう。
空手も、生涯武道を目指している。

こういった、好きで自然とやっていることではなくて、興味あるけど手をつけていない、
やってみたいけどきっかけが欲しい、どんなもんか分からないけれど、やってみれば
勉強になるかも、と言った感じの事柄を自分の趣味と決めてしまって、一年間続け、
そうして無駄な知識でもスキルでも体験でも、何か身につけてみようという試み。
気に入れば1年という期間にこだわらずに自分の本当の趣味にしてしまえばいい。
とりあえず目標は1年間を通して続けること。

というわけで、今年の趣味を、
「美術の鑑賞(広義)」にした。
鑑賞には、実際の美術を見るだけでなく、それにまつわる本を読んだり、実物を
見たり、考えたり、もしかしたら実際に美術を実践することも含まれるかもしれない。

美術は、大学の研究の一貫で興味を持ち始めたが、リサーチとしてではなく、
自分の楽しみとしてこの一年間積極的に手を出していく。ジャンルは問わない。

どんな形で実践していくかは未定だが、それがどんな風に残るのか、楽しみだ。

January 01, 2004

profile

[]

about myself (as of July, 2005)

name: 344
age: 24
gender: male
hobby: karate, jazz, art appreciation, sax, movie, chinese

academic interests: business, entrepreneurship, project producing, science in general...

likes&tastes: martial arts in general, classic jazz, contemporary jazz, salsa, oldies-pop music, piano music, string music, japanese pure-literature, manga, movies, milk, yogurt, coaching, asia, india...

words to live by: "carpe diem", "不屈の精神で勝利する", "可能性を、現実に変える", "破天荒"

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