Log No. 344

June 2005

June 29, 2005

musical baton

自身のお粗末な自意識過剰さの助けも有り、djkからmusical batonを渡されました。ちょっと面白そうだなと思っていたので、渡されるとやっぱり嬉しい。

で、このmusical baton、「絵文禄ことのは」さんとこに詳しくあるように、ちょっと変則的な形を取ったチェーンメールの類だ。チェーンと言うと、別の人にさらに「何人に回す」というルールを課すことでストレスを与える可能性があるので、それが幸せの連鎖メールでも、臓器ドナー探しのメールでも、嫌う人は嫌ってると思う。このmusical batonにしても、止めている人は止めている

でも、これは遊び心としてちょっと楽しい企画と受け取った。最近のMSNメッセンジャーやblog上の「now playing」プラグインなど、ネット上の知り合いがどんな音楽を聴いているのかを知りたい、知らせたい、というのは一つのコミュニケーションの形を作り上げてきている。SNSなんかで見られる商品レビューなんかもその一種かな。そしてなにより、音楽をこよなく愛する僕は、音楽にまつわる遊びの誘いが来たならば、それは楽しんで乗っかりたいと思うのです。というわけで、djk、たしかにbatonを受け取りました。

それでは行きます。

■1. Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
 5GB強。大学1年の時に4GBいっていたので、この3,4年では微増したのみ。ここ数年はwinMXなどのファイル交換ソフトを使わなくなったことと、滅多にCDを買わないことも影響しているが、基本的に好きな音楽を聴き続ける性質なんだと思う。ホントにいい曲は、何度聴いても飽きることは無い。(ここ何年間で、プレイリストから消えていったものももちろん多い)

■2. Song playing right now (今聞いている曲)   
 以前紹介した、E.S.T.(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)の「believe, beleft, below」、スウェーデンのモダンジャズピアノトリオ。ホントにスタイリッシュで衝撃的なサウンド。

■3. The last CD I bought (最後に買ったCD)
 周傑倫(ジョウ・ジエルン)のベストアルバム。日本ではジェイ・チョウと呼ばれている。台湾のシンガーソングライターで、中国系の音楽賞を総なめにする等の中華ポップス界ではカリスマ的存在。ロック、バラード、R&B、ラップ、なんでもこなす。また、今回実写映画化された「頭文字D」に主演で出てたりもする。街中で度々耳にするうちに気に入ってしまって、買ってみた。お気に入りは代表曲になりつつある「七里香」とちょっと前の作品である「簡単愛」。簡単愛の詩の内容がとても理想的な愛情の形で、気に入って調べてたら作詞が徐若瑄(ビビアン・スー)と知ってびっくり。歌詞の旋律への乗り方もよくて、意外な才能だな、と。ちなみに周傑倫、発音がハッキリしないらしく、まわりの中国人は口をそろえて「この人何言ってるのかわからない」と言っている。中国語学習にはお勧めしない。

■4. Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
これは選ぶのが難しい。やはり思い入れとして年季が入ったものを。

・久石譲の「Kids Return」
ピアノ(+α)曲。北野武監督作品、挫折の青春映画「Kids Return」のテーマ曲。「俺達もう終わっちゃったのかなぁ」「まだ始まっちゃいねぇよ」 のアレです。どんな逆境にあったって、全ては「ここから」始まる、そんな考え方を思い出させてくれるので、よく聞きます。

・松任谷由実の「春よ、来い」
詩、旋律、ピアノ、歌声、この曲の全てが好き。

・塩谷哲の「English man in New York」
スティングのカバー。ピアノ曲。何と言ってもピアノソロがカッコいい。鳥肌立つ。何度か至近距離で聞く機会にも恵まれた。もちろん、スティングのオリジナルも最高です。こちらもブランフォード・マーサリスのサクスソロが鳥肌モノです。

・坂本龍一の「Merry Christmas Mr. Lawrence」
ピアノ曲。この曲がどうしても弾けるようになりたくて、高校の頃、友人に「ドレミ」を振ってもらいながら読めない楽譜と格闘し、毎朝音楽室に通い詰めた。

・西村由紀江の「せせらぎ」
ピアノ曲。小さい頃、我が家に始めて「CDラジカセ」がやってきた日からある西村由紀江のアルバム。その中の一曲で、水が流れるような旋律が美しい。色んな思い出がつまった曲。

書いてみると、今聞いてる曲を含め、ピアノ曲だらけになってしまった。所持してる曲の全体的な割合でみると少ないはずなのに。歌詞よりも純粋な旋律の流れのほうが、感性の奥のほうに訴えてくるのかもしれないなんて考えてみたり。ピアノの音が好きなんだよね。

■Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)
以下の人たちには、繋げてみたい、音楽の興味を聞いてみたい、という純粋な好奇心で振りますので、もし迷惑であれば自由に止めて下さって結構です。あと、コメントで連絡、というのもしないでおきます。もし運よくこのエントリーを見てくれたら、応えて下さい。

・「ろぐなんばー24」のvori氏
ここと兄弟ブログであるろぐなんばー24。いろんなことが話せる格闘技仲間。付き合いはもう13年目かな。しょっちゅうとんでもなくコアな音楽を仕入れてきてるので、近況を伺いたい。

・「yのblog」のyan氏
起業仲間のyan。在学中はdjkらと一緒に毎日ビジネスプランを考えた。今はどんな面白いことを考えているのか。繋げてみたいので振ってみる。

・「おいっすぺ」のkoga女史
奥出研での残留仲間。ダメ人間仲間。おいっすぺは更新止まってるが、現在新しいサイトへ引越し準備中とのこと。一応おいすぺにリンク貼りますが、新しいサイトができたら回答してくれるそうです。

・「春琳のパレード」のshunrin of joytoy姫
サバグラなネットアイドル、shunrin姫。実は超エリート戦士。忙しい彼女がこんな暇な企画に乗ってくれるかは甚だ疑わしいけど、ハイセンスな彼女に聞かないわけには行きません。

・「なつみのカン詰め」のポムチュー女史。
ザ・三日坊主。廃墟となって久しい日記サイトですがなんとなく振ってみる。これをきっかけに復活、なんてのもこれっぽちも期待していない。文章うまいんだけどな。

では以上ということで。楽しい企画をありがとう、djk。

June 28, 2005

誕生日の過ごし方

毎年誕生日には本当に恵まれてると思う。

P1000360.JPG
今年は、以前にも紹介したIgossoというレストランバーで、こちらの日本人の知り合いの皆さんにお祝いをしてもらった。ここ特製のシュークリームケーキに名前入りのチョコレートプレートも添えてもらって。こんな立派な花束までもらって。

それから、日本からも素敵なプレゼントが届いた。手作りのモノを、インターネット回線を通して。この感動は、言葉では表せない。

皆さんどうもありがとうございました。

June 27, 2005

second anniversary of "Log No.344"

今日は誕生日、社長の生誕記念ということで会社を休みにしました。


というのはいくらなんでも嘘ですが、週末に従業員に出勤してもらったのでその振り替えでとにかく休みです。

そして6月27日をもってこのブログを開設して丁度二年。簡単に実績報告。

エントリー数:232(+90)
コメント数:231(+103)

カテゴリー
Art Log(趣味の美術鑑賞に関する話題):13エントリー(+2)
Biblio Log(読んだ書籍に関する話題): 10エントリー(+0)
Dream Log(夢日記): 1エントリー(+0)
Journal(雑記、備忘録、旅日記等): 21エントリー(+31)
Karate(趣味の武道に関する話題): 9エントリー(-9)
KOTOBA Log(心に残った言葉に関する話題): 17エントリー(+2)
Live Log(生演奏や舞台等に関する話題): 4エントリー(-1)
Movie Log(映画鑑賞録): 65エントリー(+38)
Web Log(ウェブ上の話題、ニュース記事に関する話題): 23エントリー(+7)

今年はジャーナルと映画評中心でした。もっと有用な情報発信でも心がけてみようかな。

June 23, 2005

nature of the neighbor

営業の一環で、日本からのお客さんに対して大連の産業と風俗の視察を目的としたツアーなんかも行っている。今回目玉に据えたのは大連ソフトウェアパーク内にある「東軟情報技術学院Neusoft Institute of Technology」、国立大学である東北大学とそこから派生した中国トップクラスのソフト企業Nuesoftが合弁で設立したIT人材輩出学府だ。

ソフトウェアパークというのは大連のハイテクパークと呼ばれる経済特区の中に位置するソフトウェア企業の集積基地で、中国が国を挙げて外資を誘致、中国トップクラスのオフショアセンターにしようとしている。実はうちのオフィスもこのなかに構えている(まだ入居できてないけど)。

大連ハイテクパーク誘致局ウェブサイト (ちょっと日本語面白い)
大連ソフトウェアパークウェブサイト
東軟情報技術学院ウェブサイト
この周辺の話はこのサイトに詳しい。→ president online

で、この東軟学院、以前にもお客さんに見せようと思ってアポ取りを試みたことがあったのだが、「御社はどんな会社ですか?資本金はどの程度ですか?従業員は何人程度ですか?」という怪しいとことは取り合いませんよとでも言わんばかりの質問ラッシュを受け、なかなか話が進まず断念していたのだが、今回は強力な助っ人によりあっさりアポが取れた。大連での貴重な友人の一人、Y嬢が助け舟を出してくれたのだ。彼女は政府機関であるハイテクパークの管理組織に勤務するお役人さんである。今回のお客さんがある意味でハイテクパークの視察も兼ねていることもあり、さくっと東軟学院のアポ取りを済ませてくれただけでなくツアー当日の移動にハイテクパーク所有の車まで出してくれた。「タクシー代節約できるでしょ」と。軽く泣けた。僕がたまたま外国人なので見かねているからなのか、それともそれが彼らの当たり前な性質だからなのか、この国の人たちの情の厚さにいつも驚かされる。

誘致局の人々には他にも色々と手助けを頂いていて、本当に頼りになる組織である。ここについてはまた近いうちに。

とにかく、東軟学院に乗り込むことができた。迎えてくれたのは日本語学科とパソコン学科の教授お二人と、目が眩むほどの圧倒的なキャンパス。内部は母校SFCなど目じゃない最先端っぷり。特に印象的だったのは、図書がほとんど電子図書だったことと、SOVO(student office virtual office)という仮想企業によるビジネスの実践プロジェクト。SOVOには特に驚いた。学校内にまるで企業のオフィスのような場所があり、机や壁にある表札を見ると「○○有限公司」とか「経営理念は・・」とか、「CEO」「CFO」、「開発二部」「品質管理部」と言った文字がいくつもならんでいる。ここには十数社もの仮想企業があり、仮想と言っても実際に顧客をつけ、実際に業務をこなしているというからさらに驚く。在学中「サイバービジネス実践」という名目の研究室に所属していたが、このSOVOは遥かに実践的で且つ洗練されたプロジェクトだった。

その後、パソコン学科の教授(若い)と話が盛り上がり、次回以降の関係構築に手ごたえを掴む。ここと仲良くなれれば色々と面白いことができそう。

翌日は大連のポータルサイト運営会社を訪問したり一般市民の食文化を体験してもらったり。それなりに楽しんで帰ってもらえたと思う。

途中、一週間前に財布を無くしたのに続いて、今度は名刺入れを無くすというハプニングに見舞われたが、これは3日後にその時利用したと思われるタクシーの運転手さんから連絡があり、戻ってきた。わざわざ街のはずれにある自宅まで届けに来てくれた運転手さんに行きと帰りの運賃を渡そうとするも頑なに断られる(結局強引に渡したけど)。やっぱり親切な街。

June 05, 2005

Star Wars Episode IV -A New Hope-

newhope.jpgスターウォーズ映画シリーズ第一作目、「Episode A New Hope」を見た。小さい頃から何度も見たことあるはずの映画なんだけど、ストーリーをほとんど知らない。幼稚園の頃はスターウォーズごっこが大流行だったのに。とにかく、映画シリーズも今春公開されたエピソード靴粘扱襪靴燭海箸世掘公開順に見てみようかと思った。77年の映画ということだけども、当時のSFとしてはかなりよくできてるなぁ、と思った。思ったけど、ストーリーがとんでもなくつまらなかったよ。ルークの物語の導入なので仕方が無いのかもしれないけれど、内容が薄いし、ただの田舎ものであるはずの主人公が帝国最強の要塞をあっさり攻略していくからストーリーに緊張感が出てこない。帝国弱すぎて。そしてライトセーバーというあれだけオイシイものを登場させてるのに、ダースベイダーとオビワン・ケノービのチャンバラのあの迫力の無さは致命的。次回作からの盛り上がりを期待しよう。

Star Wars Trilogy、某友人と鑑賞会の約束をしていたが、結局学生時代は実現されずじまいだったので見始めてしまった。この埋め合わせはいつか別のシリーズで必ずしよう。

leia.jpgしかしヒロインがこれって、いささかきつすぎやしないか。

June 03, 2005

目を覚ませ

「everyday lifeが楽しいときって、大概それがeveryday lifeじゃない時だな」

-シンユウからのメールより

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