Log No. 344

October 2004

October 14, 2004

partial solar eclipse

部分日食。すごく楽しみにしていたのに、横浜は生憎の曇り空。日食が始まっても雲は全く動く気配を見せず、寂しさのあまりネットの日食ライブ中継をぼんやり眺める。ピーク時間を過ぎ、あぁ、次の日食はいつかなぁ、なんて調べていると。

突然窓の外が明るくなっている!太陽が出ている!?慌てて外へ出る。雲の切れ目から太陽がしっかりと出ているではないか。

急いで部屋に戻って、太陽を見るのに使えそうなものを物色する。パスネットの穴を使って像を落としてみたが欠けている部分が少なすぎて上手く見えない。黒い下敷きやガラスが無くて焦ったが、CDRが薄く透けて見えるのを思い出し、未使用のCDRをもって外へ!

CDRを空にかざして見ると・・・・わずかに欠けた太陽がくっきりと見えた!20%にも満たない小さな日食だったけれども、念願叶って大満足。

けど慌てて裸足で外へでたので足の裏を切った。痛い。

次日本で見られる本格的な日食は5年後。しかもそのときは皆既日食だという。そのときは絶対に晴れている地方へ移動してやる!

October 13, 2004

大連旅行記 一日目

成田→大連空港→友好賓館→天津街、勝利広場→味千らーめん→オフィス→しゃぶしゃぶ→星海広場→友好賓館

      大連空港に着き、税関を通ると、すぐにT社長の姿を見つけられた。事前に頂いた1通のメールで、大連への到着時刻が近いので空港で会いましょう、と言われていただけなので、こうも容易く遭遇できたことに旅の幸先のよさを感じた。ターミナルを出ると、T社長の持つ現地法人の社員であり、秘書のような仕事も兼ねているというAさんの出迎えがあり、一言二言の挨拶を交わして、そのまま外のタクシーに乗り込んだ。Aさんは現地の方だが、日本語がかなり達者だ。中国に着いたら、なるべく大学で覚えた中国語を試そうと考えていたものの、Aさんの流暢な日本語に自分の挑戦意欲は萎縮し、日本語で会話をすることになっただけでなく、気付けば行動の主導権を握るタイミングも逸してしまった。主導権とはつまり、T社長の予約してくれていた二ツ星ホテルにそのままお世話になるのではなく、安宿探しに励んでみようとの目論見を実行に移すことだった。しかし、タクシーを降りると、僕ら一行はAさんを先頭にすんなりそのホテルのロビーに入りこみ、僕の名前でのチェックインが済まされた。ホテルに入るなりロビーの服務員と現地速度で中国語を話すAさん、これが今回実質的に始めて目の当たりにするネイティブの会話。速すぎて何も聞き取れず、展開についていけてなかった。

      チェックインが済むとその場で二人と別れ、T社長とAさんはオフィスへ、自分は一人で部屋に向かう。エレベーターの中でようやく落ち着き、なりゆきに任せてみてもいいか、という気分になっている自分に気付く。せっかく予約してくれていたホテルをなんの計画もなしに断るのも失礼か、などとこの状況に都合のよい言い訳なども浮かべ、自分を納得させた。しかし一晩240元。1元14円換算で、日本円にして3360円。翌日はパートナーのTも合流し、割り勘になるので許容できなくもないが、一日このペースで消費していくわけにはいかない。いくら中国の物価が安いとは言え、一泊150円で泊まったりもしたインドとはやはり違う。しかも、極端に安い宿泊施設は外国人にオープンでないものが多いようだ。ホテルは2泊取ってあるので、Tの合流の翌日以降どういったところへ移ることができるのか、市場リサーチも兼ねてその日の空き時間は色々な店を周り大連の物価水準というものを把握することに努めようと決めた。T社長との合流時間まで3時間弱、ホテル近辺の界隈を歩き回った。

      T社長と約束の時間となりオフィスビルの前へ向かう。T社長はそのまま、日本式ラーメン店へ連れて行ってくれた。近頃中国では日式ラーメンとして、日本のラーメンが流行りだしているらしい。しかし値段は、大衆食堂で食べる定食の2倍から3倍。値段の感覚的には、日本で言うフランス料理のようなものと説明された。味は本当に日本のラーメンそのままの味。素晴らしく美味い、というわけではないが、楽しめる、おいしいラーメンだった。ラーメンを食べ終わると、T社長のオフィスへと案内された。この日は中秋節という日本の十五夜に相当する秋のお祭りで、祝日ではないが仕事は早く切り上げると聞いていた。しかしオフィスに着いてドアを開けてみると社員さん方はまだ全員いて、丁寧に挨拶されたので驚いた。意表を突かれたことで反応が一瞬固まってしまい、上手く挨拶を返せない。礼を失したかも知れなかった。そのまま別室に通され、仕事が終わる時間までT社長と話をしたり、経営者教育用のビデオを見させてもらったりしながら時間を過ごした。夜は、自分が多くの人と出会いたいと希望したことを受けて、社員の一人であるLさんが友人を紹介してくれることとなり、T社長と四人で夕食をともにすることになった。

      Lさんの友人のMさんは、日本資本のソフトウェア会社の部長さんで、中国語の他に英語と多少の日本語を操る快活な方だった。3つの言語を駆使して、会話は盛り上がる。これをきっかけに、次第に中国語を発話することへの抵抗は薄まっていった。その後、Mさんの提案で、この夜の「九年に一度の満月」をより美しく見える場所で観賞しようということになり、T社長を除いた三人でアジア最大級の広場(天安門広場より広いらしい)、星海広場へと移動した。そこには巨大な箸置きのようなモニュメントがあり、両端から微妙に角度のついた光の筋が発せられている。二つの巨大な光の筋は、天空はるか彼方で交わっているように見えた。そのとなりには青白い満月。多くの人で賑わう広場だったが、なんとも幻想的な風景だった。星海広場では他にもカーニバルなどが開催されていて多くの人を集めていた。それらを一通り眺めて歩き、その日は帰路についた。
      
      ホテルの自室に着き、ツインルームに一人で寝そべって、これから先一週間のことに思いを巡らせた。予定はまったく立っていない旅なので、基本的には成り行き任せになってしまうのは否めない。それでも、なにか予感めいたものは感じていた。目の前に訪れた出会いの一つ一つを大切にして行こう、それだけを今回の旅の指針とすることを決め、布団の中へもぐりこんだ。

October 12, 2004

solar eclipse

部分日食、14日に観測可能 (毎日新聞)

14日午前から正午過ぎにかけて、沖縄地方や九州南部を除く全国各地で月が太陽の一部を隠す部分日食を観測できる。今回の部分日食は高緯度ほど太陽の欠ける部分が大きく、札幌では午前11時32分ごろに太陽の見た目の面積の38%、東京では同11時41分ごろに24%が欠ける。国内の日食は02年6月以来。国立天文台は今回の観測について、「直接見ると網膜が焼ける恐れがあるので、肉眼で見てはいけない」と注意を呼びかけている。日食などのインターネット中継に取り組むライブ!ユニバース(東京都大田区)は当日午前10時から、東京と札幌を拠点に生中継(http://www.live-universe.org/le2004p/)する。

大好きな天体イベント。小学校6年生の時、皆既日食を親に頼み込んで学校を休ませてもらって観測した。あの時見たダイアモンドリングの輝きと感動は忘れない。今回の日食はわずか24%だそうだが、段々と太陽が欠けていくあの不思議と現実感の薄まっていくような感じは楽しめそうだ。

葉っぱや紙に爪楊枝か何かでプツッと穴を開けて、その穴から影に差し込む光が、ピンホールカメラの現象の要領で、太陽の像となる。目をいためずに、しかもどこでも簡単に欠けていく太陽が見られるのでお勧めの方法です。

October 06, 2004

回来了

帰ってきました。沢山の財宝を手に入れてきた気分。

部屋についてみると、金木犀の香りが辺りに漂っている。いつの間にか秋になっていたんですね。

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