Log No. 344

September 2004

September 27, 2004

turning point

明日から一週間、所用で中国まで行ってきます。

September 24, 2004

Rinpa

elena嬢との恒例tripで、今回は東京国立近代美術館、「琳派 RInpa」展へ行った。

今度の琳派は違う、と銘打ったこの企画展。一枚目の作品にクリムトを持ってくるところから、それが大胆な試みであることが伝わってくる。尾形光琳、俵屋宗達、本阿弥光悦という琳派の巨匠から、近代は加山又造まで(加山又造が琳派の流れというのは今回始めて知って、前回この場所で加山の絵と会った時の感動と重なり物凄い驚きだった。言われてみれば極めて「琳派的」だ)という琳派の壮大な歴史を追うと共に、「琳派的」というキーワードから、半ば強引にマティスやクリムト、ウォーホルといった西洋美術を登場させる。集まった作品も、素人目にも粒ぞろいで、息をつく間もないほどに感動させられっぱなしだった。

琳派というこの様式美、日本の美的感覚を持つ人にはきっと誰にだってたまらない、そんな展示。

中でも印象的な作品の覚書。
尾形光琳 燕子花図
本阿弥光悦筆、俵屋宗達下絵 色紙貼付桜山吹図屏風
宗達 狗子図
光悦筆、宗達下絵 鶴下絵三十六歌仙和歌巻
下村観山 白狐
坂井抱一 月に秋草図屏風
鈴木其一 朝顔図屏風
前田青邨 水辺春暖
加山又造 千羽鶴
グスタフ・クリムト 裸の真実

10月3日まで。行ってない人は必見!

Gundam 0083 Stardust Memory

0083.jpgガンダムシリーズの続編である、「ガンダム0083スターダストメモリー」の劇場版、「ジオンの残光」を観た。面白かったけど、まぁなんというか、ひどいお話だった。ガンダムは相変わらずカッコイイのだが、どうも惜しかったのが、観ている者がカタルシスを得られるような展開ではなかったという点。最後の戦闘も、派手でどうやら凄そうなMSが出陣してくるのだが、なんとなく活躍の見せ場無く物語りは収束してしまう。あとやっぱ主人公は何がしかの面で強くないとね。

September 20, 2004

Punch-drunk love

punchdrunklove.jpgアダム・サンドラー主演、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品、「パンチドランク・ラヴ」を観た。この作品、やたらと世間の評判が高いんだけど、僕はちょっと楽しめませんでした。マグノリア(同PTA監督作品)の時とほぼ全く同じ印象と感想。「なんだかなぁ。」という感じなのです。物語全体を通して覆っている空気も、マグノリアのそれと驚くほど似ている。ストーリーは分かりやすいといえば分かりやすいのだけど、この映画を作り上げる要素要素が好みに合わなかったということかな。サンドラーはいい演技するけど、あのすぐキレるキャラクターに共感はできないし、彼に限らず、登場人物がみんなどこかオカシイ。なんか変な人達の変な話、というようにどうしても一歩引いてしまうところがある。奇怪な劇を見ている感覚だ。随所に会話を阻害するように流れるチクタクいうBGMにもイライラします。効果とか演出は綺麗なんだけどね、特にパッケージにも使われているシルエットのシーン、劇中はパッケージの何倍も素晴らしいシーンなんだけど、その辺はやはり監督の力量というところなんだろうか。他に一つ気に入ったのが、マグノリアにも出演していて、パッチアダムス等にも出演していたフィリップ・シーモア・ホフマンが凄くいい味だしていたこと。この役者、脇役でしか見たことないけど、ホントいい演技する。最高です。好きになりました。

Y tu mama tambien

ytumamatambien.jpg「天国の口、終わりの楽園」、原題「y tu mama tambien」を観た。メキシコを舞台に、二人の少年が架空のビーチ「天国の口」を見せるから、と人妻をひと夏の旅行に連れ出すロードムービー。話自体はたいしたことないのだけど、終わり方がとってもいいので、全体の印象もかなりいい。二度見ると、二度目に涙してしまうような映画。この映画、深夜のTsutayaでばったり会った女友達に勧められて、じゃあ借りると内容もパッケージもよく確かめずに借りてきたのだけど、再生して本編が始まると冒頭からいきなり生々しいセックスシーンで始まるからビビッた。劇中も、会話のほとんどが卑猥な冗談や性の話題ばっかりなのだけど、この年頃の少年ってそうだよなぁーって感じでまったく嫌に思わなかった。(しかしこの監督がハリーポッター三作目の監督だと知った時は驚いたけれど。)ナレーションに物語と関係ない完全な第三者が使われている点や、ナレーションが挟まれるタイミング、風景や、時事問題の取り入れ方などにかなり特徴があって、撮り方も非常に面白い。観た後に残る余韻の切なさなんかは、青春から離れて久しい人にも、人生について考えることが好きな人にもたまらない類だと思う。お勧めです。

September 19, 2004

is it that peripheral?

米国務長官、イラク戦争の合法性で国連事務総長に反論

[ワシントン 17日 ロイター] パウエル米国務長官は17日、アナン国連事務総長が15日に、イラク戦争は違法だったと述べたことに反論した。  17日付ワシントン・タイムズ紙に掲載されたインタビューで、「この時点での発言としては、あまり有効とは言えない」との見解を示している。  長官は「(この発言が)誰に利益をもたらすだろうか。我々はイラクの人々を助けるという考えの下に集うべきで、このような周辺的な問題に煩わされるべきではない」と語った。

たしかに、今はイラクの人々を助けるために集中すべき時期なんだろうけど、果たしてアメリカの理解し難い行動についての是非をハッキリさせるということが、そんなに「周辺的」だろうか。アメリカが置かれている世界和平構築上の立場から、これは今もっとも重要な問題の一つだとすら感じる。

今の彼らは選挙のことしか頭にないんじゃないかと邪推したくもなる。

アメリカが自らの間違いを認め、世界に謝罪するという日が来ることはあるんだろうか。

Powder

powder.jpgパウダーを観た。誰かから物凄く進められたことがあって、気になっていたので借りてみた。話は、異形(アルビノで無毛)で超能力者で超頭脳の持ち主、という人から迫害されそうな要素を沢山もった青年が、傷つきながらも人々を癒していく、というファンタジー。見ながら、「フェノメノン」や「グリーンマイル」を思い出した。全体的に惜しいなぁ、という印象。テーマも設定も非常に良いんだけど、作りが雑な気がします。途中かなり感動的なエピソードが挟まれるのだけど、それに関わる人物の物語や人物が十分に描かれていないため感情移入できない。主人公パウダーの内面もそう、彼の苦悩と優しさの源がもう少し丁寧に描かれてればな、と。ストーリーがどちらかというと、超能力によって人々を驚かせるというエピソード達にシーンと時間を割きすぎたように思う。ただ、信頼や愛情、偏見や差別というものについて間違いなく深く考えさせられる。

September 17, 2004

GUNDAM Trilogy!!!

gundamI.jpgついに観てしまった。富野喜幸監督作品、機動戦士ガンダム劇場版三部作。ガンダムは小さい頃から大好きなキャラクターで、数ある日本のロボットやメカキャラクターの中でも常に一番カッコイイと思っていた。けど、登場人物やメカ、ちょっとしたエピソードなんかは何故か知っていても、まともにシリーズを見たことはなかったのだ。シリーズがやっていたのは僕が生まれる前なので当然といえば当然だが、ガンダムや、続編のZガンダム等は再放送でたまにやっていたし、その当時既に伝説のシリーズだったので内容について全く知らないという奴も少なかった。今もそうだが、僕が小学生の頃から世はガンダム関連商品で溢れていて、当時はSDガンダムの全盛期だ。僕は武者頑駄無や騎士ガンダムで育った世代だ。本シリーズならば、その後のF91とVガンダムをリアルタイムで観ていた世代。第一作目が放映され始めてから25年、ようやく本家本元、全てのガンダム人気の源泉に触れることができた。

人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになってすでに半世紀が過ぎていた。地球のまわりの巨大な人口都市は、人類の第二の故郷となり、人々は、そこで子を産み、育て、そして死んでいった。 宇宙世紀0079。地球に最も遠い宇宙都市サイド3は、ジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争に挑んできた。この1ヶ月余りの戦いで、ジオン公国と連邦軍は、総人口の半数を死に至らしめた。人々は、自らの行為に恐怖した。戦争は膠着状態に入り、8ヶ月余りが過ぎた。(第1話オープニングナレーションより)

gundamII.jpg劇場版はテレビ放映された43話を編集し、2時間強の映画三本に再構成した作品。総集編ではあるのだが、その一つ一つの映画としての完成度は単に総集編と呼べる代物ではない。この作品の何よりの魅力がその驚くほど詳細な舞台設定。引用したプロローグにもその断片が見て取れるが、そのあとに始まる本編より80年前からほぼ1年毎ほどの詳細さで舞台となっている世界の歴史が用意されているのだ。本編でも宇宙の物語ということをよく考えられた細かい設定が随所に見られ、感心させられる。スターウォーズも顔負けの細かさである。また、物語も単なるロボットヒーローモノや戦争モノを超えた、人間ドラマとして仕上がっている。主人公の側の人間達と同等かそれ以上に、敵軍の人間味溢れるエピソードや人物像が丁寧に描かれ、ストーリーにより多くの感情移入と緊張感をもたらすと同時に、戦争というものを深く考えさせられる。これまでのアニメと何が違ったのかはここに詳しい。明らかに子供向けではなく、正に今始めて見ることができてよかったと思える作品だ。

gundamIII.jpg三部作一作目を見ていた時は感心が感想の中心だったのだが、二作目を見終わる頃には完全に引き込まれていた。ヤバい!面白すぎる!と笑いがこみ上げてくるほど。三作目では感動とこの作品が終わってしまうことの寂しさの嵐だった。その後もしばらくガンダム病に冒され、ネット上で裏設定やエピソードの解説なんかを漁り余韻を楽しんだ。続編であるZガンダムの劇場版公開(2005年春、同じく総集編三部作形式)が待ち遠しい。ようやく、どうして一アニメに過ぎないこの作品が、今になってもまだ「ガンダム専門誌」が存在するほどの支持を得ているのかの理由が掴めて来た気がする。

面白かったガンダムサイト
ガンダム imperfect Web
熱血解説!ガンダムの魅力
皆さん本当にガンダムが好きなんですね。

September 16, 2004

Bryce Howard or Kirsten Dunst?

一つ前のエントリーで、ブライス・ハワードはやっぱキルステン・ダンストとはちげー、みたいな記事書いてたんだけど、ブライスについて調べてたらこんな記事が。

http://www.killermovies.com/v/thevillage/articles/3116.html

ブライスの役は、当初ダンストに内定していたという。他のサイトも見て事情を察するところ、どうもダンストの辞退というよりブライスがreplaceした、という感じっぽい。驚き。そして正解。

The Village

village.jpgM.ナイト.シャマラン監督、「ヴィレッジ」を観た。ホアキン・フェニックス、ブライス・ダラス・ハワード主演。この作品は完全に宣伝の仕方を間違った。シックスセンス、サイン等を製作したシャマラン監督作品で、「あの驚きが再び・・・」みたいに言われていたが、それを期待して来た観客は肩透かしを食らうことだろう。この映画は、ホラーでもなく、サスペンスでもなく、ラブストーリーだったからだ。しかも、ホントにグッとくる、いい物語だ。もしこれが、シャマラン監督作品と知らされず、シックスセンス系だよと宣伝されずにいたら、何倍も評価は高かったように思う。ストーリーや物語の展開は正に民話と呼ぶに相応しく、そこまで斬新というわけではないのだが、映像美や脚本、演出の質の高さ、そして出演陣の全体的な演技水準の高さから本当に丁寧に作りこまれた、良い作品であるということが分かる。監督が作り出した全体の緊張感ある雰囲気の中、役者の演技が見るものを引き込んでいくのだが、特にそれを引き立てる演出が素晴らしい。前半のルシアス(ホアキン)がアイビー(ブライス)の手を取るシーンなんかは涙出そうでした。この映画のいいところは、物語の展開の核となる人間関係を非常に丁寧にバランスよく描いたために、後半中核キャストと脇役達に感情移入させることに大きく成功しているところだ。話のメイン筋だけでなく、背後に横たわるテーマや見守る人々のことにも想いを巡らせながら観ていられる。あまり評価されていない作品のようだけれども、僕はこの作品を大いに評価したい。

bryce.jpgこの映画を観て一番の収穫は、主演のBryce Dallas Howardに出会えたこと。まともに映画出演するのは初めてというが、彼女の存在がこの映画の評価を一段と高めている。この映画が気に入らなかった人も、彼女の演技には目を奪われていたはずと思う。物凄い悲壮感を漂わせたあの演技には脱帽です。とても美人というわけではないけれど、ヒロインとしてこれ以上ないキャストだったように思います。(その点がスパイダーマンのキルステン・ダンストと違うところか笑)ちなみに彼女、ロン・ハワード監督(バックドラフト、アポロ13)の娘さんらしい。
ファンになりそうです。

Denmark Cactus

[]

cactus.jpg花が咲いた!育てているデンマークカクタス。蕾が半分以上落ちてしまっていてもうだめなのかもと思っていた矢先。この調子で生残った他の蕾も全て開いてくれるといいな。

Original Sin

poison.jpgポワゾン、原題「Original Sin」を観た。アントニオ・バンデラス、アンジェリーナ・ジョリー主演(濃い)。邦題のセンスは巷で言われているほど悪くないと思った。舞台は19世紀末のキューバ。大富豪の主人公が、特に愛は要らないけど妻と子供は欲しいということで、身分を隠して新聞で妻を募集し、文通の末一人のアメリカ人女性と結婚することに決まった。しかしキューバにやってきたその女性は文通相手の写真とは全くの別人だった、という出だし。仰々しく成人指定、ということだったけれども、そんな大げさなものではなく、サスペンスとしてもラブストーリーとしてもいい映画でした。ジョリーがいかにもファムファタールという感じで宣伝されていたけれども、観終わった後はどちらかというと悲劇のヒロインという印象。前半の展開はありがちで、映像やキューバを再現した風景や衣装の美しさくらいが見所だけれども、後半は一気に展開のスピードが上がり引き込む。割と満足できた作品でした。

September 15, 2004

E.S.T. 2nd try

sevendaysoffalling.jpg今まであれだけCDを買うことを我慢していたというのに、この半月で二枚目に手を出してしまった。E.S.T.の2003年作品、「Seven days of falling」だ。中古ショップに並ぶCDで、自分が常日頃から欲しいと思っている作品に出会ったことがないので、これは見つけたときには迷わずレジへ持って行った。買う前に一応試聴できるというので、そうさせてもらう。流して聞いても分かる完成度の高さ!ホントにラッキーな買い物でした。そして渋谷のTSUTAYAでは中古CDの全てを試聴できる、という便利な事実を知ったのでこれもまた収穫。家に帰ってゆっくり聞くと、やはりいい。前作のStrange place for snowと同じ空気を漂わせ、一瞬でESTのそれとわかるサウンドは健在だが、同時にこれまで聞いたことのないサウンド達も連続して襲って来る。ますます惚れる。

September 12, 2004

petit gardening

とある経緯で、園芸の世界を垣間見る機会があり、我がワンルームアパートにも緑を導入してみた。

今まで何度かプレゼントやらでもらった観葉植物を育てたことはあったけど、自分から買うのは初めて。しかも鉢とセットになっている出来合いの商品ではなく、株を買ってきて、土をほぐし、鉢に植え替えるという作業をやるのだから、アパートでやるにしてはわりと本格的。
過去の観葉植物は、なんだかんだ言って長くは持たず、だいたい一年もしないうちに枯らしてしまった。

きっかけは、この特殊な植木鉢。

イキイキポット

普通毎日やらなくてはならない水遣りも、一週間か二週間に一度で済み、かつ素人が普通に育てるよりもよく育つという、めんどくさがりやの園芸初心者にはかなりマジカルなアイテム。

買ってきた苗は、アイビーの一種と、デンマークカクタス。写真はもうちょっと育ってから撮ってみる。

新聞紙を広げて、苗の土をほぐし、イキイキポットをセットアップし、鉢に土を敷き詰め、そっと苗を植え替える。初めはこの土を入れるという作業だけでも梃子摺る。今まで一度も植物を育てよう、思ったことはあっても行動には移してこなかった。爪の間を土だからけにして、気付くと鼻先から汗も滴り落ちる。それでも段々と楽しく思えてくるから不思議。何から何まで素人で、何をしても失敗していそうな気がしてくるけど、新しいことが分かってくるとそれがまた楽しかったりする。

けどやっぱり園芸の道は厳しかった。

アイビーは植え替えて一週間で瀕死。ウェブサイトで色々調べ、なんとなく原因は分かってきた。進められている対処法どおり、別の鉢に植え替える。腐った根を取り除く。水のやり方を買える。けど、数日たってやはりまた枯れてきた。今回このアイビーはもうだめかもしれない。ほぼ全滅。悔しい。

デンマークカクタスはまだ買ってきてから3日しか経っていないので判断がつかない。冬に綺麗な花を咲かせるというから、なんとかそれまで持ちこたえさせたい。

大変なんだけどね、ブリキのジョーロで水をやってると、なんかこう、ね、気持ちが安らぐわけですよ、はい。

September 09, 2004

チング

chingu.jpg韓国映画、「チング」を観た。シュリの記録を超して、それまでの興行収入記録を塗り替えた作品、ということで期待して観た。いい映画でした。いい映画だけど、公平な評価をするなら、もっともいい映画というわけではない。

話は、仲良し4人組が、小学生から中学にあがり、大人になり、生き方や関係の移り変わりなんかを経験しながら、互いの友情を強く意識しながら生きていった様を描いている。物語の「転」は4人組のうち二人が対立するヤクザグループに入ることによって起こる。ここまでで想像できると思うけど、かなり湿った話です。映像も全体的に暗い。唯一、印象的な回想シーンとして用意されている、海上の浮き輪に捕まった幼い四人が海がめと水泳選手いついて話すシーンだけが、明るく眩しく描かれている。

青春とか、成長とか、人生とか、因縁とか、そんなことを考える気分になったら、チョットお勧めです。

Warriors of Heaven and Earth

heavenandearth.jpg中国映画、「ヘヴン・アンド・アース」を観た。中井貴一とヴィッキー・チャオが主演で出ているというのと、なんだか壮大なお話というので気になってみてみた。中井が日本からの遣唐使で、日本へ帰るための最後の任務に赴くという設定が面白い。けど、なんかその面白い設定を活かせていないのでは、という内容。中井と、もう一人の主演俳優、姜文の演技がかなり渋くて、風景の美しさもこの映画のいいところだけど、脚本と演出が大味すぎかなぁ、とやはり思いました。細かいところがね、気になってしまうのです。中井と姜文、二人の主人公が主人公らしく描かれていない点や、二人の人間関係、まわりの人物描写の薄さなんかが気になる。ヴィッキーチャオも、非常に美しく映ってるんですが、役どころに必然性を感じない。問題のラストシーンなど、なんだかとっても惜しい映画、というのが最終的な感想。

September 07, 2004

keiokarate.net

keiokarate.jpgサイト製作と管理を任されている部活のHPをリニューアルした。自分で試行錯誤しながら作った前バージョンはださすぎて早くなんとかしたかった。けど自分はhtml苦手で、作業をさくさく行うことができない性質なので春に手をつけてからしばらく作業が止まり、再開してひと夏まるまるかけてしまった。まだまだしょぼくて内容も穴だらけだけど、徐々に埋めていく。小学校から大学までをまるまるカバーした部活HPなんて空手界にはないそうですよ。管理大変だけど、今回は適当につくった前回と違い、かなり保守性を意識して設計したので誰かに手伝ってもらうことができるようになる。早く引き継ぎたい・・・

encounter with the E.S.T.

strangeplaceforsnow.jpgとある用事のため、ある盆栽屋を訪れた際、流れていたそれに出会ってしまった。久々に衝撃を受けたサウンド。当初の目的を忘れ、店員さんにアーティストの名を尋ねる。その日のうちに、CDを買ってしまった。「E.S.T.」、エスビョルン・スヴェンソン・トリオ、スウェーデンのジャズピアノトリオだ。CDを買ったこと自体が実に3年ぶり。自分は普段音楽をmp3で楽しんだり、古いお気に入りのCDをずっと聞いていたりするので、CDを買おうと思うことがない。心を動かされると、身体も動く。

Nylon 100℃

nylon100.jpg norinoriのお誘いで、以前から見たいと思っていたお芝居の世界へ連れてってもらえることになった。Nylon 100℃という劇団のコメディー。これはもう、これ以上ないってくらい下ネタ満載なコメディーだったけど、始めての芝居なのに、これほど面白い芝居ってあるんだろうか、と思わせられるほど、大当たりな作品。最近のお笑いブームでコメディーショーはよく見るけど、そのどれよりも笑えた。3時間の上演時間が短いと思えるほど笑い続けられるなんて。あなどれない日本のお芝居。

September 06, 2004

american pie

americanpie.jpgやっと見た、という感じ。
みんなでわいわい見たかったんだけど、ようやくそういう機会に恵まれました
「アメリカン・パイ」 
かなり笑わせてもらいました。

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