Log No. 344

December 2004

December 25, 2004

Xday

僕の感覚では今巷を流れているどのニュースよりも重要なニュースがこれ。

25年後に小惑星が衝突? 確率300分の1、NASA

2029年に小惑星が地球に衝突するかもしれない――。そんな見通しを、米航空宇宙局(NASA)の専門家が示した。23日、AP通信が伝えた。危険性を正確に予測するためのデータはまだ十分でないが、大きさは約400メートルとみられ、衝突すれば大きな被害が避けられない。

この手の話、オカルトな予言やら映画やらで聞き飽きているからか現実味を感じにくいが、今回のはNASAの発表である。リアルだ。25年後の4月13日に300分の1の可能性でこれは現実となる。映画「10億分の1の男」では交通事故に遭う確率は7000分の1と言っていた。遠い将来の、しかも自然界の出来事を予測する数字を考えれば、これはかなり高い確率と言えるのではないだろうか。威力は1600メガトン、リトルボーイの約10万倍だそうだ。直撃すれば周辺国家は壊滅、海に落ちれば数百メートルの津波に殆どの沿岸都市が水没するだろうし、チベットにでも住んでいない限りかなりの確立で死ぬことになりそうだ。

しかし実際は、300分の1の確率に加えて、25年後の国連軍が何もしないで滅亡を待つとも思えないので確率はさらに低いものになるのかもしれない。

ただ、そこで一つ思ったのは、なんにも確かではない未来という時間の中で、何百分の1か何千分の1かの確率でも、その確率で自分は48歳の4月13日に死ぬということがわかったということ。ほかの時点ではいつ死ぬかなんて情報はゼロに等しいのだから、これは自分の死期に関する情報のなかでも有力と言えるわけだ。(確率の高い病気等はずっと高齢のことなので、まずこのリスクが回避されなければならない)

だとするならば、仮に48歳で死ぬとしても、それまでにやりたいことの上位陣は全てクリアしておきたいなと人生設計を少し考え直してみる。

今を全力で生きる決意に変わりはないけどね。

December 18, 2004

没有不可能

Impossible is just a big word thrown around by small men who find it easier to live in the world they've been given than to explore the power they have to change it.
Impossible is not a fact. It's an opinion.
Impossible is not a declaration. It's a dare.
Impossible is potential.
Impossible is temporary.

Impossible is nothing.

Muhammed Ali


"Impossible is not a fact. It's an opinion"、この部分が一番好きだ。
周りからの"opinion"はあくまで"opinion"として。
不可能なんて、どうってことないのだから。

December 15, 2004

元少年A

神戸児童殺傷の加害男性、年明けに社会復帰

神戸市須磨区で97年に起きた連続児童殺傷事件で逮捕され、3月に関東医療少年院を仮退院した加害男性(22)について、法務省側が「特別な事情がない限り、今月末で保護観察期間が満了し、本退院となる。以後、国は男性に関与しない」と、殺害された児童2人の遺族に伝えたことが14日、わかった。遺族には男性の謝罪の言葉も伝えられた。男性は来年1月から完全に社会復帰する見通しで、今後は有志による民間の支援チームが遺族側との窓口になるとみられる。

ひとつの時代が過ぎ去って行ったことを感じる。


http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2003_05_21/content.html

December 12, 2004

僕の彼女を紹介します -Windstruck-

windstruck.jpg韓国映画、「僕の彼女を紹介します」、英題「Windstruck」を観た。監督:クァク・ジョヨン、主演:チョン・ジヒョン、チャン・ヒョク。待ちに待った公開。6月に韓国、香港、中国とアジア各国で同時公開されて、日本だけは12月までおあずけを食らっていた。ようやく来たよ。チョン・ジヒョンファンな自分は内容はともかく、クァク・ジョヨン監督とチョン・ジヒョンというだけで観ることを決定していたのだけど、やはり大した作品でした。まだ公開初日なので多くは書きませんが、かなり泣かされた。涙をこらえようと顔が歪みまくった。クァク・ジョヨン監督、物凄いストーリーテラーです。けど、万人にお勧めできるかは微妙な作品。僕はこういう作品本来は苦手なんです。ただ、ジヒョンファンの人には満足できるつくりであることは保証。

観ようと思う人は、先に「猟奇的な彼女」を観ておくといいと思います。あと、エンドロールは監督作詞の歌が流れるので、聞くとよいと思います。以上。

December 07, 2004

Howl's Moving Castle

howl.jpg宮崎駿監督作品、「ハウルの動く城」を観た。主演:倍賞千恵子、木村拓哉。良かった良かった。最高ではないが満足した。子供向けアニメの王道、という印象を受けた。木村拓哉が思っていたのよりかなりハマっていたのと、作品全体で笑いを取ることをわりと頑張っていたりしたのが印象的。ストーリーや展開にやや雑なところが見られたように思ったけど、幸せな気分になれる映画です。エンディング・テーマは、賠償千恵子が歌っていたのだが、久石氏は「千と千尋の神隠し」に続いてまたもや採用されなかったのか、木村弓作曲。でも記憶に全く残ってない。もうどんな歌だったか忘れました。メインテーマ曲はとても印象的で、好きになった。頑張れ久石。

宮崎監督、まだまだ映画を撮り続けて欲しいです。

December 06, 2004

filled with veneration

ここ数年、週に1,2度のペースでお会いしている方がいる。自分が卒業する2005年より、57年前に同じ大学、同じ部活を卒業された、大先輩である。

道場につくと、誰よりも先に来ていて、掃除を済ませている。本来それは学生や後輩のすべきことだ。先輩にさせては、と思い次の時もっと早く来てみれば、その次先輩はもっと早く来ている、ということもあった。今でも掃除、片付けは率先してされている。

誰も持たない備品などの荷物も、率先して持っていく。

誰に対しても謙虚で、相手がどんな年代でも、とても丁寧に接する。

縦の関係の厳しい体育会の中にあって、なかなかできることではない。

優しいだけではなく、子供達が礼を失したり、間違いをやらかせば、厳しく叱る。

常にご自身の強い意見を持っておられ、話題も豊富だ。

自分がこれまで出会った、多くの尊敬すべき方々の中でも、一際自分が尊敬してやまないのがこの方だ。

よくこの先輩や、他の先輩方と一緒にお酒やラーメンをご馳走になるのだが、そのときをいつも自分はとても楽しみにしている。

今日、その先輩から突然携帯にメールが入った。「読んだことはないのでアドバイスはできないが、こんな作品がある。今暫く調べて何か探せたらまたお知らせします」というものだった。いくつか大江健三郎の作品のタイトルがリストされてあった。

この前、その先輩が大江健三郎の文章が好きだ、という話をされていて、自分も読んでみたいという話をした。先輩は大江の長編小説を読んだことはなかったそうで、じゃあどんな作品から手をつければ良いか、という話だった。それを覚えておいてくれたのだ。

以前も、僕が興味を持ちそうな新聞の切り抜きを持ってきてくださったり、昔の空手のビデオが見たいなぁと誰にともなくふと呟いたら、数週間後持ってきて下さったりした。

今回のメール、こういう先輩の何気ないご好意が本当に嬉しかった。思いがけなかっただけに余計嬉しい。最近の日常で、こんなに嬉しいと思うことはなかなかないので、記念にエントリー。

December 02, 2004

魅惑のアジアン歌姫

liuruoying.jpgこの二ヶ月、大連で買ってきた、最近の女性中華ポップシンガーを集めたオムニバス盤(二枚組全34曲収録)ばかり聞いてました。左の画像はそのオムニバス盤の中で一番気に入った劉若英(リウ・ルオイン、日本での通称はレネ・リュウ)のアルバム画像。台湾で活躍中のシンガーらしい。なんか買ったオムニバスCDはどんなに調べてもネット上に情報がない。存在しないアルバムなのか・・・?オムニバス盤には台湾のシンガーが一番多く、次に香港、シンガポール、上海、と続く(どれも北京語)。大陸の歌手が少なかったことが意外。

ここに来る皆さんは普段C-POPなんて聞くことないと思うので、C-POP(というらしい。日本だけか?)の世界へ少しだけご招待。とても気に入った作品へのリンクをいくつか貼るので興味ある人は聞いてみてください。リンク先に飛ぶと試聴ページに飛ぶ。(中国のmp3試聴サイト、「百度MP3捜索」より。ストリームですがちょっとダウンロードに時間かかると思います。)

一輩子孤単 by 劉 若英 or レネ・リュウ
明るいテンポのよい曲。青島に旅行に行った友人に現地のネットカフェでskypeにアクセスしてもらって会話してたら、ネットカフェに流れていたのが聞こえたので現地でも人気あると思われる。(数少ない知ってる曲が丁度流れてきたので興奮してしまったよ。)

遺失的美好 by 張 韶涵 or アンジェラ・チャン
大連行った時によくモールや食堂でかかっていたので耳に残っている。欧米の音楽の影響をかなり受けてそうなつくり。

Super Star by S.H.E.
台湾のSPEEDみたいなもんか(古いか)。少女三人のロックグループ。台湾のZone?どっちでもいいや。なんかace of baseのプロデューサー使ってるとか書いてありますね、でも「中国っぽさ」がとても上手に出てるナンバーだと思う。

記事本 by 陳 慧琳 or ケリー・チャン
日本でも有名なケリーチャン女史。調べるまでケリーチャンの歌だとは気付かなかったよ。中国名読んでも知らないし。しっとりしたバラード。歌詞がいいんだこれが。

どうでしょう、聞けました?

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