May 31, 2004
中国の内蒙古にあるホルチン砂漠という地で植林をするという8日間のツアーに参加してきた。本田技研が推進している社会活動の一環で、後援している沙漠緑化のボランティア活動にお試し的に参加する、というものだ。写真は後日掲載しようと思う。
一日目:出国→北京→瀋陽
北京の空港に着く。上空から見た北京の街は恐ろしく幾何学的で、郊外まで綿密に計算された計画都市だった。空港も成田よりもはるかに近代的で綺麗な建物だった。
瀋陽への飛行機が出るまで時間があったので、ツアー参加者の自己紹介タイムがあった。参加者約40人中、学生は自分を含めて2人。ほとんどの参加者が50代、60代だった。
瀋陽の空港へ着き、ようやく中国の土を踏む。ずっと憧れてきた土地だっただけに、感慨も一入強く感じられた。瀋陽は少し前北朝鮮の脱北者家族が日本領事館にかけこんだ事件があったあの街だ。日本軍が満州国を作った地でもある。幅が広くよく整備された高速道路を通って空港から瀋陽の市街地へ入るとまず目に飛び込んでくるのはシェラトンとマリオットの五つ星ホテルの豪奢なビル。中国に対して持っていたイメージを吹き飛ばされる。市の玄関口から内部へ入り込んでいくと、次第にイメージどおり騒がしい街になっていくのだが、それでもやはり綺麗な街だ。これまた綺麗なホテルのレストランで夕飯を済ませることになり、そこのエレベーターが止まって何人か閉じ込められるという事件を除けば、何事も無く初日は終わり、高級ホテルにチェックインした。テレビにはなぜか日本のニュース番組や野球の巨人戦なんかが映る。初日が終わって気付いたが、無駄に贅沢なツアーだ。どうして砂漠に植林をしに行くツアーで四つ星ホテルに泊まる必要があるんだろう。
May 21, 2004
徹夜明けで学校行って昼飯食えないまま町工場訪問をし、帰って今日中までの作業が大量に残っている中、こういうしんどい時にこそ喜びを追求しないといけないということで、作業を一部棚に上げて映画を見ることに。好きなことは譲ってはいけません。そしてこの背水の陣できっとまた作業もはかどることでしょう。
また最近のマイ韓国ブームに乗っかって、今回は「リメンバーミー」、原題「同感」
韓国映画が最近好きな理由の一つに、韓国の女の子が韓国語で話す時の感じというか、韓国語の音というか、イントネーションというか、なんかそういうのがいいんです。しかしなんか巷でもドラマの影響かなんか知らないけど韓国ブームなようで。これに乗っかってまだ日本未公開の名作が沢山ビデオ屋に並ぶといいなぁ。少ないんだよなぁ、韓国映画スペース・・

ケースの裏面にあるあらすじやプレビューを見る限り、ラブストーリーのようなんだが・・・ラブストーリーではない気が・・・。でもべたべたなラブストーリーにしなかったおかげでいい話に仕上がってたように思う。1979年と2000年をアマチュア無線機が繋ぐっていう、結構ありそうなネタだけど、それを軸にしっとりとした人間ドラマがよくできてる。前半ストーリーが転がり出すまで長いけど。全編に流れるピアノ曲と、時々流れるクラシックの使われ方が好印象。主演俳優ユ・ジテの演技が特に良い!
やっぱりはずれない韓国映画
(ちょいネタばれかな)
印象的なシーンは過去にいるソウン(ヒロイン)が、未来のイン(ユ・ジテ)に未来の様子を聞いて、インが実に楽しそうにそれに答えるシーン。中でも印象的な質問が、基本的な質問を一通り終えた後、それじゃあ、と一番肝心のことを聴くように声を落として、「統一は・・?」と尋ねるシーン。韓国の人々がいかに長い間南北の統一を願っているのかが少し伝わってくきて、少し感動した。他にも未来の様子を語るシーンがあるけど、こういう風に過去の人に未来がどう変わったかを教えたりしたいなぁといつも思っていたので楽しかった。
映画は韓国にはまりつつあるけど、中国語に対する熱もまだ冷めず。明日からちょっと内モンゴル自治区へ行ってきます。
以下さらにちょっとネタばれ
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時間を越えて、という設定が「イルマーレ」と似てて、しかも同時期に公開したみたいだけど、かなり内容の趣が違う。イルマーレは映像としてとても美しくて、ラブストーリーとしてもかなりよく出来た部類に入ると思うんだけど、映像はそこまでだけれどもストーリーはリメンバーミーのほうが深くて自分なりの評価は高い。
イルマーレではよくタイムトラベルものとか、過去に干渉する物語にありがちな、未来をどう変えるか、みたいな話になるんだけど、リメンバーミーはそういう設定を持ちながら問題をあくまでも人間の心に焦点を絞って、最後までそれを貫いた。先の運命を知ってしまって、それをどう受け入れるかということや、時代を越えても人の感じる大切なことは変わらない、といった、時間を越えるという設定がないと描けないながら、設定の面白さゆえに描きにくくどうしてもファンタジーに徹底したくなる題材で、よくここまで心のドラマに仕上げたなぁ、と関心した。
あとなんとなく岩井俊二のラブレターに似てた。どっちも好きだから、そういう趣味なんだなきっと。
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May 18, 2004
車通学を始めて一年と数ヶ月。以来毎日ラヂオと共に登下校があるのだが、気が付いてみると聴く局のパターンが固定化されてきているので、ここでそれをちょこっと紹介。
まず平日の午前。9時前ならNack5(ナックファイブ、FM79.5)のWARMING-UP MUSICで大野勢太郎を聴く。「こんにちは大野勢太郎です」って必ず最初に言う言い方が独特で好き。
9時になるとNack5ではNack With Youが始まってしまうので(このパーソナリティが好きじゃない)、急いでFM-Yokohama(FM84.7)に変える。平日朝9時から13時までは「ヨコハマから情報と音楽のそよ風を届けてくれる」The Breezeの時間。パーソナリティの北島美穂の声とトークは落ち着きます。「もっと知りたい神奈川街角レポート」のコーナーは神奈川マニアになるためには必聴です。
夕方5時から8時はJ-WAVE(FM81.3)/a>でGroove Lineを聴く。この番組はパーソナリティ2人の掛け合いが本当に面白い。秀島史香がリクエストの受付先電話番号とかアドレスを言っている最中や曲紹介をしている最中に、ほぼ必ずピストン西沢がちょっかい出したり喋りをかぶせたりして、それに毎回秀島史香も笑わされてるもんだから、そういったアドレスなんかがちゃんと聞き取れる試しがない。それが面白いんだけど。って、うわ、今リンクを貼るためにサイトに行ったら、秀島史香高校の先輩だよ。すごい偶然。なんか急に親近感が増した。「さん」づけしたほうがよかったかな。
夜の8時半から11時15分の間なら、再びNack5で「The Nutty Radio Show 鬼玉」を聴く。毎回リスナーの投稿で、何かを決める「マル決」のコーナーがおもしろい。「おまえの母さんでべそに代わるいまどきのヤジをきめよう」とか、「鼻水にもっと美しい名前をつけよう」とか。
金曜は朝9時から夕方の6時までFunky FridayがNack5でやってるのでこれを聴く。理由はパーソナリティの小林克也が好きだから。小林克也はSmaSTATIONのベラベラステーションにも声で出演していたり、最近のユニクロのCMでそんなバナナ〜とか言っている人。海外経験があるわけじゃないのに独学の英語で発音がネイティブ並なのが凄い。英会話の番組とかも持っているらしい。
ただFM-YokohamaのBreezeがやっている時間は、Breezeの金曜のコーナー、オンリーワンリクエストも好きなので、交互に局を変えながら聴く。週に一度しかリクエストされなかった曲をかけるんだけど、思いがけない懐メロとかあって楽しい。
これらの番組がやってない時間帯なんかは主にInter-FM(FM76.1)を聴いて英語に耳を慣らしたり、あとInterFMは深夜にジャズを流していたりするのでそれを目当てにしてかけてます。
皆さんもなんかお勧めの番組あったらこっそり教えてください。
May 17, 2004
自分の中で韓国映画がブームになりつつある。韓国映画関連のサイトを眺めているとよく目にするタイトル、「八月のクリスマス」を借りてきて見た。
ホ・ジノ監督、ハン・ソッキュ、シム・ウナ主演。

あらすじ等を特に見ないで借りてきたため、観始めてしばらくして、あ、失敗したかな、と思った。いわゆる難病モノだったからだ。主人公が死んだりする悲しい話はあまり好きではない。「ラスト・プレゼント」のようなこれでもかってくらいハイテンションで激しい悲劇が展開されるのだろうか、と思ってしまった。
けど、観終わってみると、これほど爽やかな映画もないんじゃないかと思えてしまった。
98年の映画なんだけど、時代設定からくる人々の服装や景色と映像の色などの感じから、見終わって調べるまで80年代の映画かと思っていた。
セリフが少なく、北野武っぽいなと思った長い「間」の取り方、落ち着いた主人公のキャラクター、抑えられた表現、全てが予想していた「悲劇」の在り方ではなかった。全体的な印象は、小津安二郎監督の「東京物語」を彷彿とさせる。
色使いから古そうな印象を受けるけど本当に綺麗な映像とシーンの連続で、主人公二人の映画だということを忘れそうなくらい自然な演技が素晴らしい。映画的に盛り上がるところをあえて避けていくようなストーリー展開のためあっけなくもあるのだが、観終わってから数分、数十分と経って感動が増してくるタイプの映画だ。
傑作。
別世界へお邪魔してきました。
Rakkenのレギュラーメンバー+djYAZの7人で新宿二丁目にあるクラブで開催されたゲイミックスパーティーに参加してきた。
パーティーのコンセプトである「ゲイミックス」とはゲイの人もレズの人もストレートの人もみんな混ざって楽しく騒ごう、ということらしい。
入り口をくぐる瞬間はかなり緊張したが、あとは普通のダンスクラブという感じで、体力尽きるまでその空間を楽しんだ。普通とちょっと違うなと感じたのは、人口の九割がたが男で、なぜかみんな物凄くマッチョで、そして男ばかりの集まりなのに攻撃的な感じがなく、みんなが互いに優しかった。ずっと笑顔なのみんな。ゲイ(英語でハッピーの意)って呼ばれるのはこういうことか、なんて思ったりした。
けどオールナイトっていうのに慣れていないため、深夜2時すぎにダウン。隅っこでぐったりして、夜明け直前にみんなでタクシー拾って高田馬場のvoriの部屋に引っ込んだ。
二丁目に向かう直前、ドレスコードとして「テンガロンハット推奨」ということだったので皆で歌舞伎町のドンキホーテに入ったのだがそこで偶然大学の先輩とばったり会った。「なにしてんの〜」と問われ、そんなに親しい人でもないので適当に流そうとしてたら横に来たvoriが、俺の肩を抱いて「これからゲイミックスのパーティー行くんですよ〜」と。しかもこいつ所謂「ゲイっぽい」格好を意識して胸元とかはだけさせてんの。先輩これ以上ないってくらい引いてんの。あーあ、あーあ・・・
May 10, 2004
韓国映画、「猟奇的な彼女」を見た。

最近下手したらジャパニメーションばっかり借りるハメに陥りそうだったのであまり考えずに借り出す。
この映画、前から観たかったんだけど、野郎一人で見たら虚しいだろうなと思いあえて敬遠していたんだけど、やっぱりデート映画は一人で見るもんじゃないな・・・
しかし感想は・・最近これしか言ってない気がするけど、マジ感動した!最高最高。
コメディーとしてもラブロマンスとしても一級。こんなに面白い映画は暫く見てない。原作はネット上に書き込まれたほぼ実話って話だけど、映画はエンターテイメントとして非常に上手く脚色されたものだと思う、笑いとか伏線とか絶妙。
なんといっても主演のチョン・ジヒョンが素晴らしく可愛い。惚れる。怒ってる顔はそうでもないけど(劇中は怒ってばっかなわけだけど)。
個人的に「彼女」がキョヌ(主人公)をぶん殴るときに、割と体重乗ってそうないいパンチを繰り出してるとこがツボにはまってました。すんげぇ痛そうなの。
映画を見終わって、レビューサイトを見に行ったら、彼女は「イルマーレ」にも主演で出ていたと知る。イルマーレは見たし、凄く気に入った映画だったんだけど、なぜか主演女優の顔は印象に残っていなかった。言われてもピンとこない。けどサイトで確認するとやっぱ同じ顔だ。不覚。他の出演作も要チェック。
それにしても今思うと、今まで見た韓国映画でハズレは一つもない。と言ってもいくつかしか見たことないけど。(シュリ、イルマーレ、ラストプレゼント、など)
恐るべし韓国映画。はまりそうな予感。
返す前に、もう一度最初から通して見てしまった。二日連続で。生まれて初めて。あーあ。
「偶然とは、努力した人に運命が与えてくれる橋」 いいセリフだね。
May 09, 2004
金曜、好きな授業をサボり泣く泣く三田へ行く。去年まで中等部で空手を教えていた連中が女子高に上がり、稽古日が変わって指導する人がいなくなったからだ。毎週授業サボるわけにはいかないのでこれから隔週で。
そんで、どうせ稽古は昼下がりで、午前が空いたので見たかった映画「イノセンス」を見に映画館へ足を運んだ。
何気に一人で映画館行ったの初めてかもしれない。

とにかく映像と演出と音響の凝り様ったらこれ以上ない、ってくらい。もう素晴らしすぎる。画質あまりよくなくて、音もドルビーデジタルでもなんでもない古い映画館だったのが心底悔しかった。これは是非カンヌでもパルムドール取って欲しいな。
あと、伊藤君子が歌う主題歌「Follow Me」がいい。わりと名前を聞くジャズシンガーだけど、曲は聞いたことなかった。
いい映画はいい音楽がついてくる。
May 06, 2004
米政権批判映画の配給拒否 ディズニー、傘下に圧力(産経web)
米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが傘下の映画会社に圧力をかけ、アカデミー賞受賞者マイケル・ムーア監督の新作配給を拒否させていたことが5日、分かった。作品はブッシュ米政権に批判的な内容で、監督は「政権に配慮した検閲的態度」と反発している。
新作は米中枢同時テロの背景を探った記録映画。米政権の対応を検証、ブッシュ家とサウジアラビアの有力者一族との緊密な関係などを指摘した。今月のカンヌ映画祭に出品される。
米メディアによると、ディズニー傘下のミラマックスが出資、配給予定だったが、ディズニーが配給しないよう命じた。
監督は自分のホームページ(HP)上で「ディズニーはブッシュ大統領の弟が知事を務めるフロリダ州で(テーマパークなどへの)減税措置が取り消されることを恐れた」と指摘した。
ディズニー側はアイズナー最高経営責任者(CEO)が課税問題との関連を否定。首脳の1人は米紙に「作品は政治、宗教的に中立なわが社にそぐわない」と語った。
「子供の夢を守る」ディズニーだが、やることは相変わらずえげつない。
May 04, 2004
防具つき空手の試合に初出場。
ぼろくそに負ける。多くの課題。けどモチベはアップ。鍛えなおそう。
チームメイトのH薗が形、組手種目共に優勝し、完全勝利を収めてくれたので気分はいい。
夜、反省会を兼ねて道場の皆さんと飲む。また一つ、楽しいコミュニティーに加われてよかった。
優勝カップでビールを飲まされている絵は笑えた。
攻殻機動隊。押井守監督。1995年。

中学の頃観たことがあったはずなのだが、ほとんど内容を覚えていなかったため、再度鑑賞。
内務省直属の独立部隊公安9課,通称「攻殻機動隊」
主人公草薙素子は脳と脊髄以外「義体」化されている9課のリーダーでもあるサイボーグ刑事。さまざまな人間の記憶や行動を,脳をハッキングすることで操るという特徴的な犯行スタイルで怖れられる「人形使い」との戦いから、生命って何?みたいな疑問を投げかける。
ウィキペディアの説明はこんな感じ。
95年のアニメってこんなに凄いんだな、と唸らせられる力作。マジ感動。ストーリーや設定の細かさがなんかわくわく感を煽る。
観たことあったはずなんだけど、2,3のシーンしか覚えていなかった。寝てたんだな、きっと。こんなにおもしろいのに・・・