serenity prayerという有名な祈りがある。Niebuhrという神学者がある教会で行った説教が評判となり、第二次世界大戦時には兵士にこの言葉を書いたカードが配られたり、アルコール依存症患者の断酒会のモットーとなったりといった経緯を辿って広まったものらしい。
God grant me the serenity
to accept the things I cannot change;
courage to change the things I can;
and wisdom to know the difference.
日本語に意訳すると、
神よ、
変えられないことを受け入れる冷静さを、
変えられることはそれを変える勇気を、
そして両者を見分ける智慧を授け給え。
となる。自分はキリスト教徒ではないが、とてもいい言葉だと思う。
現状を打ち破り、変化に身を晒すことは辛い。自分自身も、周りとの関係も、自分を取り巻く状況も、そのままでいることのほうがはるかに楽だからだ。けど、それが後悔しない道かといえば、きっとそうではない。少なくとも自分にとっては。
この言葉を、今の自分に相応しいように変えてみる。
願わくは、
自分にできないことを受け入れる謙虚さを、
できることはそれを実行する勇気を、
そして両者を常に見分ける賢明さを身につけられんことを。
この記事に対するコメント