米政権批判映画の配給拒否 ディズニー、傘下に圧力(産経web)
米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが傘下の映画会社に圧力をかけ、アカデミー賞受賞者マイケル・ムーア監督の新作配給を拒否させていたことが5日、分かった。作品はブッシュ米政権に批判的な内容で、監督は「政権に配慮した検閲的態度」と反発している。新作は米中枢同時テロの背景を探った記録映画。米政権の対応を検証、ブッシュ家とサウジアラビアの有力者一族との緊密な関係などを指摘した。今月のカンヌ映画祭に出品される。
米メディアによると、ディズニー傘下のミラマックスが出資、配給予定だったが、ディズニーが配給しないよう命じた。
監督は自分のホームページ(HP)上で「ディズニーはブッシュ大統領の弟が知事を務めるフロリダ州で(テーマパークなどへの)減税措置が取り消されることを恐れた」と指摘した。
ディズニー側はアイズナー最高経営責任者(CEO)が課税問題との関連を否定。首脳の1人は米紙に「作品は政治、宗教的に中立なわが社にそぐわない」と語った。
「子供の夢を守る」ディズニーだが、やることは相変わらずえげつない。
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