Log No. 344

植林トリップ 内蒙古 二日目

二日目:瀋陽→カンチカ→ホルチン沙漠

バスで3時間ほどかけて、カンチカの町へ。内モンゴルに入った頃から、景色が段々と乾いた砂色に変わっていって、見えるのはポプラの木ばかり。生えている木のほとんどが、数十年前から始まった緑化活動の結果らしい。5,60年前まで一面の草原だったというのが信じ難かった。
カンチカの町へ入ると、僻地の小さな町とは思えないほど(思ったより)綺麗な町並みで道路も広く舗装されていた。しかしこの道路もほんの4,5年前に整備されたものらしい。中国も好調な経済成長のおかげでこういった僻地にも敷くことができるようになったという話だ。しかしやはり家々は粗末なレンガの造りで、恐らく冬は風が吹き込んで込んでくるだろう、生活には辛そうなものばかりだった。(冬は零下数十度まで下がるという)
ホテルも、カンチカで一番いいホテル、という話だが、玄関の前には瓦礫や土管が転がっている。ただ、これは今回の旅の間一貫して言えることなのだが、宿や食などはかなり期待以上だったので相当満足できた。
午後、ホテルからジープに乗ってホルチン砂漠へ移動した。途中から全く舗装されていない、ラリーのコースのような悪路をかっ飛ばすので、ジープの天井の手すりに捕まらないと座っていられない(後に慣れた)。この悪路を走る40分が今回のツアー中で唯一辛い時間だった。
植林をする場所についた。初めてみる一面の砂沙漠に圧倒される。この地の人々を苦しめている要因でもあるこの砂の海を前に、不謹慎なのかもしれないと思いつつも見とれずにはいられなかった。
植林作業は一本を植えるのにかなりの手間がかかる。それでも植林NGOの方々が長年の試行錯誤から培って来たノウハウに従って丁寧に木を植えなければ根付かない。結局日が暮れる少し前までの作業で、1チーム2,30本程度を植えた。
参考:別の団体の植林記

Posted by 344 at June 07, 2004 11:35 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

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