Log No. 344

植林トリップ 内蒙古 六日目

六日目:烏雲の森→瀋陽→北京(寝台列車泊)

この日も、午前中は烏雲の森で植林をした。Y君は二日酔いのためこの日は居残り。これで植林作業は最後なので、最後に記念樹を植えた。皆さんを代表してY君と植えるはずだったのだが、Y君はこれもミス。残念。無事に根をはって、何十年かあとには立派な大木になっているように、願をかけながら、丁寧に丁寧に植えた。昼食を済ませた後、烏雲の森を去る前に時間ができたので、少し離れた所にある、この辺では一番高い丘に一人で行ってみた。内モンゴルの沙漠を360度地平線まで眺めながら、色々と物思いに耽る。叫んでみたりもした。けど障害物が一切ないので、微塵も響いたりしない。口の外に音波が出た瞬間にかき消されるようだった。日常とはちょっと違う場所で違う時間を過ごして、日常について考えてみる。自分のしていることについて考えてみる。寂しい結論が色々と出た。ほんの一週間の「体験旅行」では何も変わらないと再確認した時点で、吹っ切れた。そして丘を降りた。
烏雲の森をあとにして、瀋陽に向かう。昼にでて、瀋陽についたのは夜の7時前だった。
瀋陽の街は大都会だ。高層ビル群が立ち並び、さっきまでいた砂漠の民の生活が嘘のようだった。
マックもあった。吉野家もあった。中国の吉野家はかなり小奇麗だ。メニューはハンバーガーショップみたいにカラフルで、お洒落だった。夕食のあとでお腹いっぱいだったけど、中国限定のアイテムをトライしようとマックに入った。メニューがよく分からないので、店員さんに色々と教えてもらった。かなりにこやかに親切に読み方や売れ行きなどを教えてくれて、楽しかった。現地の人とのこういう小さなやり取りがとても好きだ。店を出るときに手を振ってバイバイ、と言ってくれた。バイバイと言ってくれるマックの店員さんには会った事無かったので感激した。
この日の夜は北京へ向かう寝台列車で車中泊。贅沢ツアーなのでまたしても最上級クラスの個室。四人部屋だけど、とても綺麗で快適だった。同室の人たちとおしゃべりを楽しめた。

Posted by 344 at June 10, 2004 12:12 AM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

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