Log No. 344

植林トリップ 内蒙古 七日目

七日目:北京→故宮(紫禁城)→万里の長城(八達嶺の長城)

 この日は帰国前日ということで、丸一日北京観光をして中国を楽しむ、という日。午前中は紫禁城、通称故宮の見学、午後は長城の見学、というスケジュール。
 まずは紫禁城、あまりにも広く見るものが多いため、「雰囲気を掴む程度」にさーっと歩いていかないと午前中だけでは終わらない。まともに見ようとすれば数日かかりそう。様々な場所に中国語、英語、日本語の解説文がある。英語で紫禁城は「Forbidden City」だ。なんだかカッコいい。紫禁城の造りも興味深い。高いところと低いところがはっきり分かれていて、映画「ラストエンペラー」や様々な映画に出てくる紫禁城のシーンそのままの、あの御前の広場に立ったときはやはり異様な迫力を感じた。
 しかしまさか紫禁城の中にこんなものがあるとは思いもよりませんでした。
 途中、ラストエンペラーとして知られる宣統帝、愛新覚羅溥儀の書斎で休憩を取った。そこには、溥儀の書や画、溥儀の弟で高名な書家であったらしい溥傑の書などが壁を飾っていた。書斎には、現在書家として活躍されている溥儀の甥という人がいらして、実際に書を書くところを実演して下さった。実はこの人のことは日本にいる頃から聞いていたので、実際にお会いできて少し感激した。係員が出てきて書を買わないか、と営業トークを始める、結局は商売なわけだったけれども。
 昼食を、これまた豪勢なレストランで済ます。免税店のフロアを併設したところで、ここでもセールスの嵐。ブランド品とかお土産品しか売ってない店、どうしてこういうところばかり連れて行くんだろう。僕は見るからに金持ってなさそうなんで、誰にも声かけられなかったけど。誰かが店員に、これどうせ偽モノでしょ?って聞いてたら、「でもこれはC級でもB級でもなくて、A級コピーです!」って力説してた。面白い国。
 午後は八達嶺の長城。かなり有名なスポットらしく、大量の観光バスが集まっていた。長城の入り口はまるでテーマパークのようになっていて、なぜか動物園やジェットコースターのようなアトラクションも併設されていた・・結構雰囲気ぶち壊し。
 ここには、通称「男坂」と「女坂」があり、男坂はとにかく急で征服欲を煽り、女坂は比較的緩やかだけど、景色はより良いという。観光時間が50分、という過密スケジュールのため、どっちかを選んで登ってください、といわれたけれど、せっかく来たのにそれはもったいないということで、もう一人の元気な社会人の方と2人で男坂を駆け上がり(心臓破れそうだった)、景色と達成感を堪能したら、再び駆け下りて(一部垂直に近い部分もありかなりスリルあり)、そのまま女坂を登り、また景色を楽しんで降りた。降りるときに、他のツアー参加者達に追いついた。頑張ればなんとかなるもんだなぁと思った。
 夜はツアー団体の皆さんとの最後のディナーということで多いに盛り上がった。皆さん自分の仕事に物凄く愛着を持っていて、話を聞いていて清々しかった。
 さらにこの夜は二次会を決行。有志で中国のカラオケに行く。部屋に入ると女の子が7人くらいずらーっと並んで、誰にする?みたいなことを言ってくるので、どうせそんなお金もないし、結構です!と一蹴。極端に少ない日本語歌曲を皆で取り合って歌った。一人果敢にも中国語の歌を熱唱した人がいた。せっかく中国のカラオケに来たんならやはり中国語歌ってなんぼだろうに、歌えなかった自分が情けない。いつか歌ってやる。

Posted by 344 at June 10, 2004 04:16 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

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