Log No. 344

midnight show

昨夜、F1グランプリのフランス戦を見ていた。

F1は親父の影響で小さい頃から見ていたのと、小学校の頃にテレビでやっていたレーシングアニメ「サイバーフォーミュラ」が大好きだったことも手伝って、素人としてそれなりに楽しみながらこれまでも見てきたと思うのだが、昨夜のレースは、今まで感じたことがなかったほど面白かった。今回ほど、ドライバーの腕だけではなく、チームワークや戦略といった部分でレースを見たことがなかったからかもしれない。フェラーリチームとブリジストンの見事なコラボレーションに感動した。

低いテンションで淡々と語る片山右京は、もしかしたらとても解説が上手いかもしれない。

片山右京 F1 Blog

F1が終わり、就寝前に少しチャンネルを回すと、なにやらやたらと金のかかってそうなアニメがやっていた。気になるそのアニメの概要。

・ある日突然得たいの知れない巨大生命体が空からやってくる。
・普通の町から突然砲台やら防壁だかが地面から生えてきて迎撃する。
・生命体に普通の兵器は効かず、人間側は次々とやられていく。
・地下に秘密司令室みたいなのがあり、女性がコンピューターいじりながら、後ろの高いところに座っているめがねの司令官に戦況を報告している。
・なぜか今まで温存されていた、巨人と呼ばれる人間型兵器を投入することに。
・戦いを任されるのはなぜかめがね司令官の息子。まだ子供。
・息子の友達が「適合者」と呼ばれ、巨人を操縦することに。
・少年は、「今から逃げるために」操縦を決意する。
・巨人は、なんとかスーツを着てシンクロ率を高めて、感覚で操縦する。
・地下から巨人がエレベーターみたいな仕組みの射出口を経て、地上へ出る。
・巨人にたいした武器はない。素手か銃。
・生命体の目的は不明。話の展開的に、ほかにも巨人はいるらしいが、操縦者はみな子供。

以上が、第一話のポイント。これ、かつて一世を風靡した、彼の「新世紀エヴァンゲリオン」ではない。新作の、SF超大作と銘打ってあるのだが、どう見てもエヴァンゲリオンの二番煎じというかパクリというかなんというか。ラピュタとナディアよりも似ている。原作がこっちのほうが先、というのでもないかぎり、存在意義がわからない。しかも戦闘以外の人間ドラマの部分もつまらなかったよ。

主題歌のタイトルなんて「fly me to the sky」だよすげー(エヴァのEDテーマはジャズスタンダードの「fly me to the moon」)。もしかしてこれは二番煎じではなくオマージュなのか?だとしたら「最高傑作!」だなんて銘打たないか・・
せっかく気合い入れて作ってるんだろうから、もっとオリジナルにクリエイティブに行けばよかったのに。

ついでに、主人公の顔とかが、ストーリーのシリアス度と比べても、妙にアニメアニメしていて気持ち悪い。ほっぺのあたりにやたらと線が入っている絵なので、佐藤秀峰の絵かと一瞬思ったけど実際は「ガンダムSEED」の人らしい。ガンダムSEEDの絵もガンダムっぽくなくてイヤな感じがする。

アニメオタクな姉貴の影響で、小さい頃から色んなアニメを見てきて、アニメそのものに抵抗は全く無いんだけど、こういうギャップは気になる。昔みたいに、テレビでも凄いアニメ現われないかなぁ。

Posted by 344 at July 05, 2004 06:32 PM | コメント (1) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

この記事に対するコメント

 ここでエヴァを紹介してどういうオチにするのか、と思いきやエヴァでないのか。びびったよ。
「昔を知らない子供には」すごく新しい。卑屈なターゲット戦略でソフトをばらまくのはとても見苦しいのでやめてほしいですね。

Posted by: vori at July 6, 2004 01:09 AM

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