Log No. 344

Punch-drunk love

punchdrunklove.jpgアダム・サンドラー主演、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品、「パンチドランク・ラヴ」を観た。この作品、やたらと世間の評判が高いんだけど、僕はちょっと楽しめませんでした。マグノリア(同PTA監督作品)の時とほぼ全く同じ印象と感想。「なんだかなぁ。」という感じなのです。物語全体を通して覆っている空気も、マグノリアのそれと驚くほど似ている。ストーリーは分かりやすいといえば分かりやすいのだけど、この映画を作り上げる要素要素が好みに合わなかったということかな。サンドラーはいい演技するけど、あのすぐキレるキャラクターに共感はできないし、彼に限らず、登場人物がみんなどこかオカシイ。なんか変な人達の変な話、というようにどうしても一歩引いてしまうところがある。奇怪な劇を見ている感覚だ。随所に会話を阻害するように流れるチクタクいうBGMにもイライラします。効果とか演出は綺麗なんだけどね、特にパッケージにも使われているシルエットのシーン、劇中はパッケージの何倍も素晴らしいシーンなんだけど、その辺はやはり監督の力量というところなんだろうか。他に一つ気に入ったのが、マグノリアにも出演していて、パッチアダムス等にも出演していたフィリップ・シーモア・ホフマンが凄くいい味だしていたこと。この役者、脇役でしか見たことないけど、ホントいい演技する。最高です。好きになりました。

Posted by 344 at September 20, 2004 11:27 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

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