朝八時半に部屋を出て、中等部の連中に空手の稽古をつけに三田へ。
着いてみると監督が一人。他には誰もいない。まさか無駄足、と一瞬心配したが
時間より15分遅れて一人、30分遅れてもう一人現れて、結局4人で稽古をした。
昼は監督が皆にラーメンをご馳走してくれた。中学生とご飯を食べる機会はあまり
ない。話題が新鮮で楽しかった。
午後、直接研究室へ向かう予定だったが、ふと思い立って横浜で降りる。
ある買い物がしたくて画材屋をまわる。結局4件周ったが目当ての品は見つからなかった。
最後に見た店は横浜LUMINEの世界堂。あきらめて店を出るとふとあるチラシが目に
飛び込んできた。
「中島千波作品展」
10日間の展示で無料。歩き回った成果が何か欲しいな、と思い軽い気持ちで覗いてきた。
静夜 三春の瀧桜
そこには、こういった桜を描いた作品が数多く展示してあった。実物の桜を描いて
いるらしく、日本の有名な桜の木はほぼ全て描いたとか。
驚いたのが、併設展として開かれていた「花を愛する作家達」というコーナーに、
トレンツリャドの作品が3点展示されてあったことだ。しかも、それは発表されたばかりの
新作だというのだ。昨年リャドは没後10周年を迎えており、新作が出るはずはない。
しかし説明によると、没後10周年をして、リャドが生前完成させつつも、版画化される
に至らなかった作品を今回版画化したものだという。しかし、もうリャドはこの世に
いないので、直筆サインが書けない。サインらしきものが見えるのだが、それはリャドの
実の娘さんであり、現在リャドミュージアムの館長でもあるマリアさんのサインらしい。
思いがけず、収穫の多い一日。
Posted by 344 at January 18, 2004 11:34 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit
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