Log No. 344

Nakajima Chinami

朝八時半に部屋を出て、中等部の連中に空手の稽古をつけに三田へ。
着いてみると監督が一人。他には誰もいない。まさか無駄足、と一瞬心配したが
時間より15分遅れて一人、30分遅れてもう一人現れて、結局4人で稽古をした。
昼は監督が皆にラーメンをご馳走してくれた。中学生とご飯を食べる機会はあまり
ない。話題が新鮮で楽しかった。

午後、直接研究室へ向かう予定だったが、ふと思い立って横浜で降りる。
ある買い物がしたくて画材屋をまわる。結局4件周ったが目当ての品は見つからなかった。

最後に見た店は横浜LUMINEの世界堂。あきらめて店を出るとふとあるチラシが目に
飛び込んできた。

「中島千波作品展」

10日間の展示で無料。歩き回った成果が何か欲しいな、と思い軽い気持ちで覗いてきた。

静夜 三春の瀧桜
chinami.jpg

そこには、こういった桜を描いた作品が数多く展示してあった。実物の桜を描いて
いるらしく、日本の有名な桜の木はほぼ全て描いたとか。

驚いたのが、併設展として開かれていた「花を愛する作家達」というコーナーに、
トレンツリャドの作品が3点展示されてあったことだ。しかも、それは発表されたばかりの
新作だというのだ。昨年リャドは没後10周年を迎えており、新作が出るはずはない。

しかし説明によると、没後10周年をして、リャドが生前完成させつつも、版画化される
に至らなかった作品を今回版画化したものだという。しかし、もうリャドはこの世に
いないので、直筆サインが書けない。サインらしきものが見えるのだが、それはリャドの
実の娘さんであり、現在リャドミュージアムの館長でもあるマリアさんのサインらしい。

思いがけず、収穫の多い一日。

Posted by 344 at January 18, 2004 11:34 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

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