elena嬢との恒例tripで、今回は東京国立近代美術館、「琳派 RInpa」展へ行った。
今度の琳派は違う、と銘打ったこの企画展。一枚目の作品にクリムトを持ってくるところから、それが大胆な試みであることが伝わってくる。尾形光琳、俵屋宗達、本阿弥光悦という琳派の巨匠から、近代は加山又造まで(加山又造が琳派の流れというのは今回始めて知って、前回この場所で加山の絵と会った時の感動と重なり物凄い驚きだった。言われてみれば極めて「琳派的」だ)という琳派の壮大な歴史を追うと共に、「琳派的」というキーワードから、半ば強引にマティスやクリムト、ウォーホルといった西洋美術を登場させる。集まった作品も、素人目にも粒ぞろいで、息をつく間もないほどに感動させられっぱなしだった。
琳派というこの様式美、日本の美的感覚を持つ人にはきっと誰にだってたまらない、そんな展示。
中でも印象的な作品の覚書。
尾形光琳 燕子花図
本阿弥光悦筆、俵屋宗達下絵 色紙貼付桜山吹図屏風
宗達 狗子図
光悦筆、宗達下絵 鶴下絵三十六歌仙和歌巻
下村観山 白狐
坂井抱一 月に秋草図屏風
鈴木其一 朝顔図屏風
前田青邨 水辺春暖
加山又造 千羽鶴
グスタフ・クリムト 裸の真実
10月3日まで。行ってない人は必見!
Posted by 344 at September 24, 2004 04:47 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit
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