大連で自分が知っている店なんてまだまだ少ないけれど、その中でも自分が一番好きな店でちょっとしたパーティーがあった。
イタリアンレストランバーだがオーナーと店長は日本人。マスターは自分と同い年で、すでに経営をほぼ任されているという。飲みに行く時はこのマスターと話せるのが楽しみの一つ。普段からジャズが流れて間接照明がとても暖かい、感じの良い店だが、この日はライブパフォーマンスと大勢の来客とでいつもとはまた違う居心地の良さがあった。
パーティーには日本人客がやはり多かったのだが、それ以外にも欧米系の人々も沢山来ていた。気づくとイタリア人留学生のグループの輪の中に。日本人、韓国人、ドイツ人も混じって、ちょっとした国際交流サークルのようなノリになっていた。簡単な言葉は中国語で話し、ちょっと話が長くなると英語になり、込み入ってくるとイタリア人同士がイタリア語で英語が得意な人に説明して僕に通訳、という感じになる。イタリア人と中国語で会話する、というのもかなり新鮮で楽しかったが、やはりこういうときに、国際語として英語がやはり流通していることを実感するとともに、英語が話せてよかったと感じる。それと、アイルランド人の方と話していた時に、「アメリカに居たの?」と聞かれて、そうだと答えると、「アメリカ訛りがひどくても気にすることないよ、通じれば!」みたいに言われると、やはり今や世界中で話される英語にとってアメリカの英語も、いち方言に過ぎないことに改めて気づかされる。アメリカ英語を「英語」として教える日本の英語教育がますます心配になる。
仲良くなり始めていた店員さんが転勤になってしまうということで彼との別れを惜しみながらパーティーはお開きになり、僕はそのままイタリア人留学生たちに誘われて彼らが通う大連外国語学院(中国トップクラスの語学大学)の寮についていった。そこで彼らが淹れてくれたエスプレッソを飲みながら、夜遅くまで語り合った。これからも会えそうなので今後の交流の広がりが実に楽しみ。
Posted by 344 at April 12, 2005 12:35 AM | コメント (3) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit
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