香港映画、「頭文字D」を観た。周傑倫(ジェイ・チョウ)主演。この映画、日本の同名漫画の実写版で、映画の舞台も日本なんだけど、メインの役者はヒロインの鈴木杏以外皆中華圏の人々。主演の周傑倫は台湾のトップシンガー、脇を固める俳優陣は香港映画界のトップスター達。監督、準主役達を含め、制作スタッフの多くが、「インファナルアフェア」とかぶっている。映画は大連市内にあるモールの最上階にある映画館で観た。本当は、バットマンビギンズを観るつもりで行ったのだけど、上映が始まったら、期待していた「英語音声、中国語字幕」ではなく、「中国語吹き替え、字幕無し」だったので、さっぱり分からなくて困った。最初の五分であきらめて受付に泣きついた。「字幕あるほうに変えて!」と頼んだけど、その映画館は字幕表示の作品は一つも無い、とのこと。ならどうせ字幕無いならせめてもともと中国語の作品を、ということで、「頭文字D」にしたわけだ。けど、頭文字Dは香港映画。ということは広東語でやっていた可能性が高く、どうも僕らが見たやつは共通語吹き替えだった可能性が高い。
中国情報局によると、オープニング四日間の興行成績が「スターウォーズエピソードIII」を超えてダントツ1位とか言っているが、要はこの映画、キャストの豪華さ「だけ」で集客するタイプの映画。(中国の若者の多くがマニアックなスポーツカーの走りやドライビングテクに餓えているとは思えない。)
この映画を見に行った、というイベント自体はとても楽しいものだったのだが、映画自体はひどいデキだったといわざるを得ない。特に主演の周傑倫の演技・・・今後も映画に出演していくんだろうか。
初めての中国の映画館。驚いたのが、映画本編が終わってスタッフロールに入った瞬間館内が明るくなって、観客は一斉に退場し、スタッフロールも一分も流さないうちにブチっと切られてしまった。たまにスタッフロールの後におまけがある作品あるけど、そういうのは一切中国市場では試さないほうがいいんだろうな・・・
Posted by 344 at July 08, 2005 10:45 PM | コメント (3) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit
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