Log No. 344

Star Wars Episode VI -Return of the Jedi-

returnofthejedi.jpgスターウォーズシリーズ完結編、映画シリーズ第三作目、「Episode�� Return of the Jedi」を見た。この映画は完全に初見。そのせいもあってわりと楽しんで見れた。旧三部作を通して思ったのだが、21世紀のエンターテイメントに慣れてしまって(毒されて?)いると、80年代のSFというものではどうも刺激が弱いと感じてしまう。これはこれでとても悲しい。リアルタイムでこの作品を楽しんでいた人たちと、この作品に対する評価を共有できないし。それでも新鮮と思えたのが、この作品で登場する数多くの戦闘シーンだ。タイトルは、宇宙の戦争、という未来の物語のようで(一応設定では、「昔昔、遠い宇宙の向こうでの物語」となっているが)、主人公の武器は剣であり、クライマックスでは必ずチャンバラ劇を繰り広げる。かといってしっかり戦闘機や宇宙船の打ち合いもあり、もう一方で野蛮な怪物との肉弾戦もある。episode6では、密林の中で浮遊スクーターと言えそうな乗り物で高速のチェイスとバトルが繰り広げられて、色んな戦闘シーンを出してくるのが上手いなぁと感心した。

物語はしっかりと完結して、スッキリすることはする。けど、この作品、前二作に比べても、子供だましが過ぎる!最初から「戦争モノ」としては一切リアリティに欠ける内容だったが、ルークという英雄が活躍する物語として許せる範囲だったかも知れない。しかし今作ではやり過ぎた。イーウォックという身長120センチくらいのかわいいクマちゃん型の原始的な一族が登場するのだが、木や石の武器で、帝国の武装兵士達の一重要戦略拠点に立ち向かいあまつさえそれを殲滅するんだから。なんか見ていてさーっと感情移入していたのが離れていくのが分かる。どういう風にこの作品を「売ろう」としていたのか、制作側(つまりジョージ・ルーカス)の算段が垣間見えてホントに冷める。エンディングは、とてもアメリカ的に綺麗にまとまっていて良かったとは思えるだけに残念。

全体のストーリーとして、エピソード4から始めるというのはやはり成功だったとは思う。スターウォーズが指輪物語(映画ロードオブザリングの原作)のオマージュというのはよく聞く話だけども、映画ロードオブザリングでは物語を初めから最後まで一気に描こうとして、前半にあまりに盛り上がらない部分が集中してしまっていたが、スターウォーズではしっかりと見せ場を各エピソードに用意することができていたと思う。ここからエピソード1〜3に持っていくというのは実に上手い。(主人公が弱くて盛り上がらない部分は変えて欲しかったが。新三部作のほうではこの点期待できるのかな。)

伝説のシリーズなだけに、ちょっときつめの評価をしてしまっているのかもしれないが、やっぱり大人が見ても納得できる、ファンタジーであってもフィクションであっても、相応のリアリティというものがその世界観に引き込まれるためには重要だと思うのです。episode1〜3の新三部作は真面目なつくりであることを願う。

Posted by 344 at July 09, 2005 12:51 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

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