Log No. 344

hottokenai

baner_150x150.gifコレ、ちょっと前からたまにメディアで見かけたりすることがあったのだが、友人が直接参加しているのを見て、初めて実際のコンセプトに対する興味が湧いた。日本でのオフィシャルサイト、「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン」を覗いて見ると、それがかなり真面目なプロジェクトであることが分かる。(オフィシャルブログもあり、賛同者の声が読める。

21世紀に入り、世界的な貧富の差は拡大しています。お金持ちの人はますますお金持ちになり、まずしい人はいままでになかったくらいにまずしくなっています。モノをつくっても公平に取り引きしてもらえなかったり、返済不可能なほどの借金を背負わされていたり、援助が足りなかったり、援助がきちんと使われていなかったり。そんな原因が組み合わさって、貧困が人為的に作り出されています。(hottokenai.jp内「活動の趣旨」より)

この問題に取り組むための提案としてこの団体が掲げている方法の一つは、僕も以前から関心があった方法だ。

what can we do? どうすればいいの?

1.援助の方法を
ちゃんと貧しい国の貧しい人達が、
自分達の力で食べていけるような長い目で見た
支援の方法に変えていきたいのです。

2.悪循環に完全にはまってしまっている国の
借金を帳消しにしたいのです。
それは、借金をさせた先進国側にも責任が
あると考えるからです。
 
3.今の貿易の仕組みを変えたいのです。
富める国にはどんどんお金が集まる。
貧しい国からはどんどんお金が出て行ってしまう。
このような仕組みの現在の貿易の仕組みを
根本から変えていきたいのです。

サイトをよく見ると、参加団体には僕がその方針とビジョンにとても共感しているNGOの名もあった。

僕は募金というモノに対して、往々にして少なくない抵抗と違和感を覚えるのだけど、このキャンペーンでは収益はこのような活動やそれを推進しているNGOに対する資金提供に充てられるというから、賛同と応援の意思表示として、半ば投資のような感覚で参加できる。

僕は今だって、彼らと同じ目標に向かって今の活動に取り組んでいるつもりではある。起業の成功という目標の先にあるのは、いつだってこの問題。でも、早く彼らのように、「実際の行動」に追いつきたい。その誓いを新たにする意味も込めて、300円でこのバンドを買おうと思います。(ネット販売だと2つ1セット+送料で1000円ちょいになる。書店やCD屋でも買えるらしい。)

地球全体の8割の富を独占しているのは、地球人口の2割の人間。その中に確実に(しかもおそらく上層部に)位置してその富を享受している僕ら。この僕らがおそらくは世界最大の悪の一つである貧困に目を向けること。僕の周りも、多くの人がこの目標に向かって毎日の問題に取り組んでいる。ある人は医者になることで、ある人は学者になることで、ある人は投資家になることで、ある人は外交官になることで、ある人はミュージシャンになることで、ある人はサラリーマンになることで。(皮肉なことにどれも富める者の職業に見えるのは、きっと偶然ではない。)

それを偽善と非難することは容易い。大切なのは、その「後ろめたさ」を踏み越えて、自分の理想に向かっていかに行動を起こすかだ。

Posted by 344 at July 11, 2005 01:07 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

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