Log No. 344

存在の耐えられない軽さ

umbearable.jpgミラン・クンデラ著、「存在の耐えられない軽さ」を読んだ。これは、凄い。恋愛小説、とあるが、登場人物もその人間関係も、作者が思考を重ねるための装置でしかない。書き表せないほどの衝撃。読み終わってしばらく経つが、未だにこの作品のことが頭から離れない!これほどに正確な言葉で、作中のあらゆる事象を表現した作品を他に知らない。ボルヘスや三島由紀夫を読んだ時と似たような感覚、この作品を手にとれたこの僥倖。

解説は試みない。ただ読んで欲しいです。僕が2005年度に出会った小説、いや、あらゆる芸術の中で文句なしのナンバーワンです。この本を僕に贈ってくれたkosukeyazに心から感謝。

Posted by 344 at December 06, 2005 07:10 PM | コメント (2) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

この記事に対するコメント

このエントリーの猛烈プッシュっぷりに、ついAmazonで注文しちゃいました。読むの楽しみ〜。

Posted by: y at December 14, 2005 01:31 AM

y>おぉー、それはプッシュした甲斐があった!気に入ると思います!

Posted by: miyoshi at December 15, 2005 02:08 PM

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