Log No. 344

2005年ランキングs

2005年のいろんなものをランキング。guyguyがやっていて自分もやってみたくなった。

2005年に読んだ文芸小説ベスト3。
1.ミラン・クンデラ著、「存在の耐えられない軽さ」
2.宮本輝著、「泥の河」
3.村上春樹著、「ノルウェイの森」

何と言ってもクンデラ。衝撃でした。2位の泥の河以下だったとは個人的には思っていないのだが既読だったので3位にしたのがノルウェイの森。通算四度目。良いというのもあるけど、中国にきたばっかのとき手元に日本語の活字があれしかなかった。持ってきた理由は、中国で村上春樹の本が売ってるのを知っていたので、対比させて中国語学習に使おうと思っていた。

2005年に読んだエンタメ小説ベスト3。
1.浅田次郎著、「蒼穹の昴」
2.伊坂孝太郎著、「死神の精度」
3.高村薫著、「李歐」

「死神の精度」は短編集で、特に最後の一編が素晴らしかった。そもそもエンタメ小説は滅多に読まないほうだったんだけど今年はなんだか読みたい気分だった。

2005年に読んだノン小説ベスト3。
1.半藤一利著、「昭和史1926-1945」
2.スティーブン・コヴィー著、「七つの習慣」
3.エリヤフ・ゴールドラット著、「ザ・ゴール2」

「昭和史」は詳細な資料を元に当時の最高幹部たちが意思決定を下していく様子を戦争に関わる事件を中心に講義形式で紹介している、昭和史と題打ってる割に戦争関連の話にかなり偏ってると思ったけど(時代を作るのは戦争ばかりではあるまい)とっても偉い本。最後の結論は、要は当時の日本は馬鹿ばっかだった、とばっさり。この本でなくても良いけど、これから海外で仕事しようと思う人は昭和史はどっかでしっかり勉強しておいて損は無いと思います。「七つの習慣」はビジネス書のバイブル的存在ですね。何度でも読み返したい一冊。反応的にならずに、選択的、主体的に。「ザ・ゴール2」はビジネス書としては異色の小説スタイル。しかしこれが読ませる。書いてるのは学者なんだけどもビジネスの難しさと面白さをここまで描けるのが素直に凄いと思える。次点として挙げる「大連は燃えている」は自分の活動拠点のビジネス優位性を理解するのに(人に説明するのに)役立った。

2005年に読んだマンガベスト3。
1.浦沢直樹作、「20世紀少年1〜20」
2.かわぐちかいじ作、「ジパング1〜16」

一位と二位はほぼ同列。20世紀少年の緻密な構成にはホントに舌を巻くばかり。こんな凄いマンガには暫く出会ってなかった。ジパングも、太平洋戦争で戦う海上自衛隊とイージス艦の活躍が熱いんだけど、それだけではなく歴史の「もし」に答えていくところが挑戦的で最高に面白い。続きが一番気になるマンガの一つ。今年は大連にいたので好きなマンガを自由に読むことができなかった。絶対数が少ないのでランクインはこの2作だけ。

2005年に見た映画ベスト3。
ランキング作成不可。

今年映画全然みてねー・・・年間15本も見てないかも。これでは趣味映画鑑賞とは言えない。「雲の向こう、約束の場所」も確かに良かったが、去年のランキングなら5位内には入らない。

2005年に見たアニメベスト3。
1.Production I.Gの「攻殻機動隊 Stand Alone Complex」
2.Gonzoの「巌窟王」
3.Production I.Gの「攻殻機動隊 SAC 2nd GIG」

とにかく攻殻にはまった。笑い男かっこよい。タチコマかわいい。「巌窟王」は原作が「世界一面白い小説」と呼ばれてるらしいから面白くて当然かもしれないけど、その映像美にもやられました。高クオリティジャパニメーション万歳。

2005年に見たドラマベスト3。
1.池袋ウェストゲートパーク(古い)
2.スローダンス
3.流星花園

年間通して5つしか見てないけど。ちなみに他の二つは電車男とカバチタレ(古い)。IWGPは4回くらい通して見た&なんでもないときに流したりしていた。スローダンスはとにかく深津絵里。流星花園は台湾のドラマで原作は少女漫画の「花より男子。」

2005年に聞いた曲ベスト3。
1.周傑倫の「七里香」
2.平沢進の「賢者のプロペラ」
3.菅野よう子作曲、Origa歌の「inner universe」

基準は良かったか、というか思いで深い、というか。去年は中華ポップスを良く聞いた。「inner universe」は攻殻機動隊SACのOPテーマ曲。ロシア語のアップビートが耳に心地よい。平沢進はタイ音楽の影響を受けたというテクノ系のミュージシャン。テクノはこの人の作品しか聞いたことないが、詩と共に独特の世界を築き上げていて実に素晴らしい。去年はジャズの新しい人にあまり出会わなかったな。

2005年にみとれた女優ベスト3。
1.深津絵里(スローダンス、カバチタレ)
2.伊東美咲(電車男〕
3.Natalie Portman(スターウォーズエピソード1,2,3)

これはもうあんまり説明はいらないかな。

2005年によく巡回したBlogベスト3。
1.goriさんのIrregular expression
2.kosukeyazさんの遅延表明書はパピエ・コレ
3.きっこさんのきっこのブログ

「Irregular expression」は自民党万歳の政治系ブログ。かなり偏ってるけど情報収集力も凄いしメディア等社会悪に対するツッコミも非常によくできてるので見てる。コメントの毎度の盛り上がりも面白い。「遅延表明書はパピエ・コレ」は某根暗医学生が綴る、絵、詩、写真、エッセイ等からなるmiscellaneousな内容の雑記ブログ。エッセイは辛辣で強烈なエネルギーに満ちていてかなり読み応えがある。読みすぎると鬱になるので注意。「きっこのブログ」はどこまでホントかわからないがいわゆるギョーカイの裏話をやたら持ってきては暴露するなんだか凄い内容のブログ。ギャグは寒い。

見返してみると、全体的にランキングになるほど多くの物事に触れてこなかったのが分かり寂しくなる。2006はもっといろんな物事に触れていこうっと。

Posted by 344 at January 10, 2006 12:34 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

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