Log No. 344

crazy weekends

大連に来て初めて結婚式に招待される。日本人の友人が会社の同僚の中国人の方と、この度めでたく結婚されたのだ。呼ばれたはいいのだけど、中国のしきたりがよくわかっておらず、何を持参したものかと周りの日本人や中国人に聞きまくる。やはり中国にもご祝儀の習慣があったようだけど、その相場がわからず困った。とりあえず500元を包んでみた。会はスイスホテルという大連の五つ星ホテルであったんだけど、会社の同僚を集めたアットホームなもので、途中日本からわざわざ来ていた新婦の高校時代の友人の方々によるピンクレディーの「ペッパー警部」のパフォーマンス等もあり、日本の結婚式のがちがちの段取りに比べるとかなりぐだぐだな感じではあったけども、会は終始笑いに満ちた温かいものだったように思う。

夕方結婚式を抜けて、大連の中小企業の有志で構成される「異業種交流会」の勉強会&懇親会に出席する。ここでは、日本人の会計士の方が毎回テーマを決めてレジュメを見ながら講義形式で色々な事を教えてくれる。今回の講義は「大連市の法人税について」だったのでかなり興味があった。以下覚書。
・減価償却の償却年数は会計法と税法で扱いが違う。会計法では自由に償却年数を設定できるようになり、利益の出る年には償却年数を縮めたりして利益の圧縮を図り節税ができるが、税法では依然として5,10,15年の規定の年数で償却しなければならない。
・2000元以下、耐久1年以上の場合、「低価格消耗品」という扱いになり、購入の当月に50%損金計上できる。
・交際費は、服務の提供を行う業者で年間総業務収入が500万元以下の場合、総業務収入の1%まで計上可能。
・欠損金の繰越控除は、過去5年間にまで遡り所得を補填することができる。(日本は3年間)

夜は男友達と3人でスタバでコーヒーを飲み、夜中に開発区へ友人主催のライヴの様子を見に行く。深夜料金なのでかなりのタクシー代になるかと思ったけど、相乗りタクシーを利用して開発区へ(普通に行くと7,80元のところ35元で済んだ)。小さなバーに100人くらいの人、主に日本人、が集まり、場はかなり盛り上がっていた。大連は狭いから、みんながみんな大体顔見知りだからだろう。僕は開発区に知り合いは少なく、知らない人ばかりだったのであまり盛り上がれなかったのが少し残念。ただ、ライブパフォーマンスは、大連でたまたま知り合った社会人バンドとしてはかなり良かった。greendayの「basket case」、「はじめてのチュウ」やプレスリーの「can't help falling in love」のパンクバージョン(ハイスタのバージョンかな?)、sex pistolsの「anarchy in the uk」など、パンクの懐メロライヴという感じ。ライヴというか、どこか学園祭のコンサートや、中高生の頃に地元の知り合いを集めて行っていたような内輪ライブという趣きを感じて懐かしくなった。途中、カンフーエンターテイナーのジャッキーさんのパフォーマンスが見られたのもよかった。短い演武だったけどもカッコよかったな。

翌日は開発区のナノテク企業で働くフランス人の友人とラーメンを食べに行く。同僚の出張者、同じくフランス人、も合流して3人でズーズーとラーメンを啜る。なかなか好評だった博多ラーメン味の蔵。フランス人から見る各国の人の特徴とか聞かせてもらって面白かった。真面目な経済談議では、興味深いことに彼らは日本こそが一番中国ビジネスを成功させる可能性があると話していた。どこまで本気だったのかは分からないけどもなかなか新鮮な話をいくつも聞けたのは収穫。

夜はまた近所の友人の部屋でビールを一杯飲んで帰宅。そういえばこの週末はあまり本を読む時間が取れなかったので、今週はちょっと平日頑張って読み進めよう。

Posted by 344 at March 21, 2006 05:16 PM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!! | Edit

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