中国映画、張元監督作品、「看上去很美(英題:Little Red Flowers)を観た。映画館で見たのだけども、子供と見る映画なのかやたら館内がうるさかった。上映中に携帯電話が鳴っても平気で出るし。しかしそれ以上に集中することが難しい内容だった。この映画、ストーリーというものが無い。中国のちょっと昔の幼稚園の日常を、主演の男の子視点でただ延々と描いていくスタイルなんだけども、物語に「展開」というものがない。園児ならではの可愛さや憎たらしさを描いているので、それなりにほほえましく、笑えるのだけど、そして僕の中国語理解力を差引いても、それ以上を得るのが難しかった映画。主演の男の子がかなりいい演技をしているんだけど、泣いているシーンなんて迫真の演技かと思っていたら、あとで人に聞いたら、台本通りに泣かない場合は監督がひっぱたいてリアルに泣かしていたらしい。
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